1. TOP
  2. 新着情報
  3. ITRが人材管理市場規模推移および予測を発表

プレスリリース

2022年度の人材管理市場は上位ベンダーの牽引により30.7%増に
2027年度には500億円超の市場規模に拡大する見込み
ITRが人材管理市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内の人材管理市場規模推移および予測を発表します。

人材管理市場の2022年度の売上金額は215億4,000万円、前年度比30.7%増となりました。市場を構成する6割以上のベンダーが前年度から20%以上売上げを拡大し、なかでも市場に影響力を持つ上位3ベンダーが同30%超の高い伸びとなり、市場の成長を牽引しました。2023年度は若干伸びが鈍化するベンダーもありますが、引き続き上位ベンダーの好調な伸びにより、市場は同28.8%増を予測しています。

優秀な人材の確保が困難になりつつあることを背景に、限られた人材での生産性向上や人的資本経営に着目した人材戦略から、人材管理製品・サービスを利用する企業が増加しています。特に中小企業では、人材管理の高度化を目的とした新規導入がSaaSを中心に拡大しています。一方、中堅以上の企業ではリプレースが中心となっており、より高度で多角的な人材管理を目的としたリプレースや、クラウド化の進展に伴うパッケージからSaaSへのリプレースが進んでいます。

これらのことから、同市場のCAGR(2022~2027年度)は19.6%、2027年度には500億円超の規模に拡大すると予測しています。

図.人材管理市場規模推移および予測(2021~2027年度予測)
図.人材管理市場規模推移および予測(2021~2027年度予測)

ITRのリサーチ・フェローである平井 明夫は、「人材管理分野においても、業務の自動化や人材発掘などを目的としたAI技術の利用が始まっています。AIによる予測・推論の精度向上には、関連する情報を一元的に統合管理するデータベースの整備が不可欠となります。これを実現できる人材管理システムの重要性は今後さらに増大すると考えられます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:人材管理市場2024』に詳細を掲載しています。同レポートには、人材管理市場、LMS市場、従業員エンゲージメント市場の全3分野を対象に、国内26ベンダーへの調査に基づいた2021~2022年度売上げ実績および2027年度までの売上げ予測を掲載しています。

関連レポート

ITR Market View:人材管理市場2024

TOP