独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のデータ・カタログ市場規模推移および予測を発表します。
データ・カタログ市場の2022年度の売上金額は8億円、前年度比17.6%増と高い伸びとなりました。2023年度も同15.0%増の伸びが予想されます。組織内のデータを一元的に管理し、データの品質や正確性を確保することで、データの活用を促進できる製品・サービスとして市場の注目度が着実に高まっています。運用の煩雑さなどいくつかの課題はありますが、有用性の認知度が向上しており、今後の伸びが期待されます。これらのことから、同市場のCAGR(2022~2027年度)は18.3%を予測しています。
※本調査におけるデータ・カタログとは、企業内で保有するデータの発生元、形式、定義、計算方法といったメタデータの管理に加え、メタデータの収集と登録およびメタデータの検索とデータの閲覧・抽出を目的とする製品・サービスとしています。
ITRのリサーチ・フェローである平井 明夫は、「DX推進やデータドリブン経営を実現するには、サイロ化しているデータの統合が求められます。データ・カタログは、データ統合の中心となるデータハブに必要な機能として注目されており、今後も高い市場成長率を維持すると考えます」とコメントしています。
調査概要
今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:DBMS/BI市場2024』に詳細を掲載しています。同レポートには、DBMS市場(RDBMS市場)、BI市場(データ分析/レポーティング市場、DWH/データレイク用DBMS市場)、データ・マネジメント市場(ETL/データ・プレパレーション市場、データ・カタログ市場、データ品質市場)、レプリケーション市場の全7分野を対象に国内37ベンダーへの調査に基づいた2021~2022年度売上げ実績および2027年度までの売上げ予測を掲載しています。