1. TOP
  2. 新着情報
  3. ITRがIoT/OT機器運用監視サービス市場規模推移および予測を発表

プレスリリース

IoT/OT機器運用監視サービス市場は、ビジネスへのデータ活用の進展により、2023年度は前年度比70.5%増
2024年度も同64.0%増で本格的な市場形成へ
ITRがIoT/OT機器運用監視サービス市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のIoT/OT(Operational Technology)機器運用監視サービス市場規模推移および予測を発表します。

IoT/OT機器運用監視サービス市場の2023年度の売上金額は7億5,000万円、前年度比70.5%増となりました。従来、OT機器はインターネットに接続しない独立した環境で運用していたため、厳格なセキュリティ対策は不要でした。しかし、近年、工場におけるDX推進を背景に、IoT機器の増加とOT機器のオープンシステム化が進んだことから、これらを狙ったサイバー攻撃によるデータ改ざん、乗っ取りなどのインシデントが発生し、セキュリティ対策の必要性・重要性が高まっています。このため、これらを監視対象に追加し、新たにメニュー化するベンダーが増加しており、ITRでは2024年度の売上金額は引き続き同64.0%増の高い伸びとなり、本格的に市場形成されるとみています。また、同市場のCAGR(2023~2028年度)は37.6%、2028年度には37億円に達すると予測しています。

図.IoT/OT機器運用監視サービス市場規模推移および予測(2022~2028年度予測)
図.IoT/OT機器運用監視サービス市場規模推移および予測(2022~2028年度予測)

ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「これまで工場や研究所、物流センターなどのシステムは独立して構築されており、社内ネットワークやインターネットに接続されていませんでしたが、現場の生のデータを早く入手して次の意思決定に活かしたいというニーズが増加し、外部接続が進んできています。しかし、これらのシステムは情報セキュリティを考慮した設計ではないため、単純に外部接続するとサイバー攻撃を受ける可能性が高まることから、接続するIoT/OT機器を監視するとともにセキュリティ対策を行う必要があります。外部接続のニーズは非常に高く、IoT/OT機器運用監視サービス市場は今後大きく成長するとみています」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:ゲートウェイ・セキュリティ対策型SOCサービス市場2024』に詳細を掲載しています。同レポートには、ファイアウォール/UTM運用監視サービス、DDoS攻撃対策運用監視サービス、WAF運用監視サービス、メールセキュリティ運用監視サービス、Webセキュリティ運用監視サービス、SASE運用監視サービス、IoT/OT機器運用監視サービスの全7分野を対象に、国内29ベンダーへの調査に基づいた2022~2023年度売上げ実績および2028年度までの売上げ予測を掲載しています。

関連レポート

ITR Market View:ゲートウェイ・セキュリティ対策型SOCサービス市場2024
TOP