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ITR Review

コンテンツ番号:
R-217015
発刊日:
2017年1月1日

デジタルイノベーションへの意識と体制

調査結果に見る経営者とIT部門の変化

著者名:
内山 悟志
デジタルイノベーションへの意識と体制のロゴ画像

デジタル技術を活用したイノベーションの創出への注目が高まっているが、企業はこれにどのような姿勢で取り組んでいるのだろうか。本稿では、2年前の調査と比較しながら、経営者およびIT部門の意識とイノベーションに向けた組織体制の整備の状況について述べる。

イノベーションへの経営者の意識

デジタルイノベーションやデジタルビジネスの創出の重要性が叫ばれる中、企業はどのような意識および備えができているのだろうか。ITRでは、2014年11月の第1回「デジタルイノベーション動向調査」(ITR Review 2015年7月号「ITを活用したイノベーションへの備え」#R-215075)に続いて、同様の質問を含む第2回「デジタルイノベーション動向調査」を2016年4月に実施した。

ITRでは、ITを活用したイノベーションについて「働き方・組織運営の変革」「顧客関係・マーケティングの変革」「新規事業創造やビジネスモデルの変革」の3つの方向性を示しているが、まずはこれらの重要性に対する経営者の認識を見てみよう(図1)。

図1.3つの方向性のイノベーションに対する経営者の認識

図1.3つの方向性のイノベーションに対する経営者の認識
出典:ITR(「デジタルイノベーション動向調査」2014年11月実施:281件、2016年4月実施:259件)

3つの方向性の中で、「新規事業創造やビジネスモデル変革」については2014年の時点でも重要と考える経営者が多かったことから2016年の結果も大きな変化はない。一方、「働き方・組織運営の変革」「顧客関係・マーケティングの変革」の2つについては、この1年半の間に重要性に対する認識が高まったといえる。特に、「顧客関係・マーケティングの変革」では「まさにあてはまる」の回答が7.9ポイントも上昇している。

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