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ITR Review

コンテンツ番号:
R-214094
発刊日:
2014年9月1日

ウェアラブル・デバイスの重要性

IoTキーデバイスの将来性とビジネス価値

著者名:
甲元 宏明
ウェアラブル・デバイスの重要性のロゴ画像

ウェアラブル・デバイスを単なる最新流行と捉えると見誤る。1960年代から研究開発が取り組まれており、人類にとって根源的な要求を満たすデバイスのひとつと捉えるべきである。最近のテクノロジの進化がウェアラブル・デバイスの実現のための障壁を一気に下げたに過ぎない。企業は他社との差別化、顧客満足度向上のようなビジネス価値獲得のために、ウェアラブル・デバイスの活用検討を開始すべきである。

ウェアラブル・デバイスとは何か

最近「ウェアラブル・デバイス」という単語が新聞やネットメディアを賑わせている。国内では「ウェアラブル」と記載されることが多いが、英語表記は「Wearable Devices」であり、「ウェアラブル・デバイス」と称した方が適切といえよう。他にも、「ウェアラブル・コンピュータ」や「ウェアラブル機器」と記載されることも多い。ITRではウェアラブル・デバイスを下記のように定義している。

『センサーと身体の相互作用により、ネットワークを通じてコンテキストに応じた革新的なUX(ユーザー体験)を双方向かつリアルタイムに提供するデバイス』

本定義に「コンピュータ」や「機器」という単語がないのは、一般的な概念のコンピュータとは大きく離れたデバイスが今後登場すると考えているためで、また、「機器」という単語からは機械や器具をイメージする人が多いと思われ、そのような大きな機械や器具の概念を越えるデバイスが今後登場すると考えているためである。また、ウェアラブル・デバイスは、IoT(Internet of Things)を実現するモノ(Things)のひとつとして捉えることもできる。IoTについては、ITR Insight 2014年冬号「Internet of Things(IoT)の最新動向とビジネス価値」(#I-314011)に詳しいので参照されたい。

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