Internet of Things(IoT)という考え方が浸透してきている。日本語で「モノのインターネット」と訳されることが多いこのIT/ネットワーク分野における最新動向は、特定のテクノロジ、製品やソリューションを指すのではなく、あらゆるモノがインターネットに接続することによって実現する世界を指している。元来、インターネットに接続するデバイスはコンピュータや通信機器に限られていた。しかし、携帯電話(フィーチャーフォン)がインターネットにつながるようになり、携帯通信モジュールを搭載した機器がインターネットにつながるようになった。スマートデバイス(スマートフォン/タブレット)は個人がいつでもどこでもインターネットにつながることを可能にし、ソーシャルメディアの隆盛も伴って、一日中インターネットに繋がっている個人は珍しい存在ではなくなった。