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プレスリリース

2021年度のサブスクリプション管理市場は前年度比50.0%増の高い伸びを予測
サブスクリプション型ビジネスの拡大を背景に高成長を維持
ITRがサブスクリプション管理市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のサブスクリプション管理市場規模推移および予測を発表します。

サブスクリプション管理は、顧客ごとに課金プランや契約形態が異なるサブスクリプション型(定額課金型)ビジネスの管理を支援する製品・サービスです。これには、商品・サービス情報管理、顧客・契約管理、請求・回収管理など、主にサブスクリプションサービス提供企業に向けた機能が含まれます。

ITベンダーがソフトウェア・パッケージの売り切り販売から、サービスの利用度に応じた金額を請求するSaaSやサブスクリプション型でのライセンス販売へと移行し始めたことで、徐々にサブスクリプション型ビジネスの認知度が高まりました。また、動画や音楽の配信のほか、飲食や車や生活用品など幅広い分野に広がってきています。

サブスクリプション管理市場の2020年度の売上金額は14億円、前年度比47.4%増の大幅な伸びとなりました。2021年度も主要ベンダー各社が新規導入ユーザーを好調に獲得し、売上金額を伸ばしていることから、市場は引き続き同50.0%増と高い伸びが予想されます。サブスクリプション型ビジネスの広がりを背景に同市場は今後も高成長を維持し、CAGR(2020~2025年度)は31.5%、2025年度には55億円規模になると予測しています。

図.サブスクリプション管理市場規模推移および予測(2019~2025年度)
サブスクリプション管理市場規模推移および予測(2019~2025年度)

ITRのシニア・アナリストである三浦 竜樹は、「デジタルコンテンツなどをはじめ、サブスクリプション型ビジネスを行う企業の増加に伴い、契約内容や月額/従量方式の請求・回収管理といった業務を支援するサブスクリプション管理製品・サービスが必須となることから、同市場は急拡大すると見ています。また、サブスクリプションサービスの提供企業においては、サービスの継続利用や利用促進のために、サービス利用状況を分析するカスタマーサクセス機能のニーズが高まっています。今後、サブスクリプション型ビジネスが拡大・高度化していくにつれ、同製品・サービスの機能拡張のニーズはさらに高まるでしょう」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:予算・経費・サブスクリプション管理市場2022』に詳細を掲載しています。同レポートには、連結会計、経費精算、予算管理、IBP(Integrated Business Planning)、サブスクリプション管理、CPQ(Configure Price Quote)の全6分野を対象に、国内42ベンダーへの調査に基づいた2019~2020年度売上げ実績および2025年度までの売上げ予測を掲載しています。

関連レポート

ITR Market View:予算・経費・サブスクリプション管理市場2022

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