独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内の給与計算アウトソーシング市場規模推移および予測を発表いたします。
給与計算アウトソーシング市場の2024年度の売上金額は1,500億円、前年度比3.4%増となりました。2025年度は同4.7%増を予測しています。人事部門の業務負担とコストの削減、社会保険や税制などの法改正への迅速な対応を目的に、給与計算のアウトソーシングを採用する企業が着実に増加しています。近年、人事・給与関連のSaaSと組みわせるかたちでアウトソーシングを活用する動きが広がっていることも、市場拡大の一因となっており、導入は大企業にとどまらず、中堅・中小企業へも拡大しています。こうした動向を踏まえ、同市場のCAGR(2024~2029年度)は4.6%、2029年度には1,880億円に達すると予測しています。

ITRのプリンシパル・アナリストである浅利 浩一は、「給与計算アウトソーシング市場は、緩やかながらも継続的に成長を続けており、独自開発した人事給与システムからアウトソーシングへ移行する需要も市場成長を後押ししています。その一方で、利用(検討)企業からはサービス価格の妥当性に対する要求が厳しくなっています。また、昨今のマルウェアやランサムウェア被害拡大を背景に、高度なセキュリティ基盤も求められています。しかしながら、人的リソースをより戦略的な業務へ振り向けたいという企業のニーズは高く、給与計算アウトソーシング市場は今後も裾野を広げながら成長するとみています」とコメントしています。
調査概要
今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:人事・給与・就業管理市場2026』に詳細を掲載しています。同レポートには、人事管理、給与管理、就業管理、労務管理、健康管理、給与計算アウトソーシングの全6分野を対象に、国内66ベンダーへの調査に基づいた2023~2024年度売上実績および2029年度までの売上予測を掲載しています。