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プレスリリース

2024年度の日程調整市場は前年度比34.7%増、2029年度には50億円超の市場規模へ
営業や採用業務の効率化ニーズを受け、口コミによる認知が着実に拡大
ITRが日程調整市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内の日程調整市場規模推移および予測を発表いたします。

日程調整市場の2024年度の売上金額は16億3,000万円、前年度比34.7%増と大幅な成長を記録しました。市場を構成する全てのベンダーが2桁以上の成長を示し、なかでも上位ベンダーの伸びが市場の拡大に大きく寄与しました。2025年度も同様の傾向が続いており、同37.4%増を予測しています。

営業や採用活動など、不特定の外部との日程調整が多数かつ頻繁に発生する業務領域を中心に、効率的な調整手段として導入が進んでいます。現状では、各ベンダーは目立ったプロモーション活動を展開していないものの、ユーザーの口コミや、外部から招待を受けた偶発的な利用体験などを通じて、着実に認知が拡大しています。一部のコラボレーション・スイート製品・サービスは類似機能を有していますが、日程調整市場の各ベンダーは豊富な機能性や使い勝手の良さなどを強みに訴求しています。

これらのことから、同市場のCAGR(2024~2029年度)は27.6%、2029年度には50億円を超える規模になると予測しています。

図.日程調整市場規模推移および予測(2023~2029年度予測)
図.日程調整市場規模推移および予測(2023~2029年度予測)

ITRのプリンシパル・アナリストである舘野 真人は、「日程調整はコラボレーション・ツールの基本機能として以前から提供されていますが、ハイブリッドワークの普及や打ち合わせ形態の多様化を受けて、より効率的なアポイント設定や日程調整を支援する専用ツールの需要が高まっています。各ツールのコア機能には大きな差異がないため、今後はAIによる候補日程の自動最適化や対話処理、特定の業務領域やシーンに特化した機能拡張などが差別化要素になるとみられます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:ビジネスコミュニケーション市場2025』に詳細を掲載しています。同レポートには、ビジネスチャット市場、Web会議市場、バーチャルオフィス市場、日程調整市場、Web社内報市場の全5分野を対象に、国内20ベンダーへの調査に基づいた2023~2024年度売上実績および2029年度までの売上予測を掲載しています。

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ITR Market View:ビジネスコミュニケーション市場2025

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