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プレスリリース

2023年度の音声認識市場は、活用用途の多様化により21.0%増の拡大
今後も高成長が期待され、2028年度には300億円を超えると予測
ITRが音声認識市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内の音声認識市場規模推移および予測を発表します。

音声認識市場の2023年度の売上金額は、前年度比21.0%増の150億円となりました。医療現場やコンタクトセンターでの利用増に加え、会議の議事録作成やオンラインでの営業活動支援など、活用用途の多様化が進んでいます。2024年度も同様の傾向が続いていることから、同18.0%増と引き続き高い伸びを予測しています。

近年の音声認識技術の進歩と用途の拡大によって、同市場は中長期的にも高い伸びが期待され、ITRではCAGR(2023~2028年度)は16.9%、2028年度には300億円を超えると予測しています。

図.音声認識市場規模推移および予測(2022~2028年度予測)
図.音声認識市場規模推移および予測(2022~2028年度予測)

ITRのプリンシパル・アナリストである三浦 竜樹は、「音声認識市場が活況を呈している最大の要因は、深層学習やニューラルネットワークといったAI技術の進展によって音声認識の精度が飛躍的に向上していることにあります。また、コンシューマー市場ではスマートフォンなどにオンデバイスAIによる音声認識が登場していることから、今後エンタープライズ市場においてもハイブリッドAIの音声認識サービスが台頭すると予想されます。さらに、SFA/CRMにおける音声での日報入力や、顧客との対話内容の解析結果の自動入力など、音声認識と業務システムとの連携・統合が進んでいます。これらの動きにより、同市場は今後も高い成長率が維持されるとみられます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:画像・音声認識市場2024』に詳細を掲載しています。同レポートには、画像認識、OCR、音声認識、音声合成の全4市場を対象に、国内54ベンダーへの調査に基づいた2022~2023年度売上げ実績および2028年度までの売上げ予測を掲載しています。

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