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プレスリリース

ITRが、ユースケースに基づく生成AIアプリケーションの実装アプローチを提言

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内企業が生成AIの価値を引き出すためのアプリケーション戦略の重要性とその実装アプローチを解説したホワイトペーパーを発行し、本日よりホームページで公開します。

タイトル

ITR White Paper
生成AIの真価を引き出すアプリケーション戦略 ~ ユースケースから導くビジネスへの実装アプローチ ~

 

生成AIは今日、国内企業における投資対象として一躍注目を集めるテクノロジとなっていますが、導入で先行する企業において「期待どおり(あるいはそれ以上)の成果があがっている」とした割合は決して高くありません。これは、生成AIの真価を発揮させるうえで、大規模な事前学習を施されたLLM(大規模言語モデル)に代表される基盤モデルと、業務フローを結びつけるアプリケーション環境の整備が不可欠であることを物語っています。

なお、生成AIアプリケーションの実装手段は多様化しており、大別すると、生成AI機能があらかじめ組み込まれた市販アプリケーションを利用する「Use(利用)」、APIなどによってコンポーネントを組み合わせてローコード/ノーコードで独自アプリケーションを作成する「Build(構築)」、基盤モデルにカスタマイズを施してインテグレーションを行う「Custom(特製)」、基盤モデルの独自開発を含めたオーダーメイドによるアプリケーション構築を目指す「Develop(開発)」の4つのアプローチに区分することができます(図1)。

図1.生成AIアプリケーションの利用形態

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本ホワイトペーパーでは、生成AIに関わる国内企業の投資意欲やその利用状況の実態を紹介するとともに、生成AIのユースケースを基に、適したアプリケーション利用形態を選択するための検討ポイントを整理しています。また、生成AIを活用する際に考慮すべきリスクについても取り上げています。

ITRのプリンシパル・アナリストである舘野真人は、「最新版が次々と提供される基盤モデルに注目が集まりがちな昨今ですが、今後に向けては、アプリケーション開発・実行環境を提供するプラットフォームが生成AI市場の主戦場となる可能性が高いとみられます。特に、比較的短期間かつ低コストで実現可能な、UseとBuildのアプローチは急速に選択肢が拡大しており、今後の生成AIアプリケーションの利用形態として主流となる可能性があります。ユーザー企業は、生成AIがもつスキルを自社の業務に落とし込むためのアプリケーション戦略を描き、その実現に向けた情報収集やノウハウ/スキルの獲得に着手することが求められます」とコメントしています。

目次

はじめに
第1章 生成AIのインパクト
 急伸する生成AIへの投資意欲
 激化する基盤モデルの開発競争
第2章 生成AIを活かすアプリケーション環境
 期待と現実のギャップ
 活用のカギを握るアプリケーション環境
 生成AIアプリケーションの利用形態
 大手ベンダーの生成AIプラットフォーム戦略
第3章 ユースケースに基づくアプリケーション戦略
 多岐にわたるユースケース
 ユースケースに応じたアプリケーション利用形態の検討
 ユースケースと利用形態のマッチング
第4章 生成AI活用の留意点
 生成AIの活用によって想定されるリスクとは
 ガイドライン策定の要点
提言

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