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プレスリリース

2022年度のワークフロー市場はリモートワークの普及とDX推進に伴うシステム拡張により
前年度比13.4%増、2027年度には200億円規模に達する見込み
ITRが提供形態別のワークフロー市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のワークフロー市場規模推移および予測を発表します。

ワークフロー市場の2022年度の売上金額は110億円、前年度比13.4%増の伸びを示しました。好調な売上げを維持しているベンダーが多く、2023年度の市場も同12.7%増を予測しています。リモートワークの普及に伴うワークフローシステムの新規導入やシステム拡張が進んでいることに加え、意思決定のスピードアップ、ペーパーレス化/働き方改革の推進、内部統制の強化などのニーズが、同市場の拡大を後押ししています。同市場のCAGR(2022~2027年度)は12.7%、2027年度には200億円に達すると予測しています。

同市場を、パッケージとSaaSの提供形態で比較すると、2022年度のパッケージ市場は前年度比マイナス3.9%と縮小したのに対し、SaaS市場は同32.6%増の高い伸びを示しました。主要ベンダーがSaaSでの提供に注力しており、SaaSが2023年度は市場全体の6割強を占め、2027年度には約8割にまで拡大する見込みです。CAGR(2022~2027年度)で見ても、パッケージ市場はマイナス3.5%、SaaS市場は21.1%を予測しています。

図.ワークフロー市場規模推移および予測:提供形態別(2021~2027年度予測)
図.ワークフロー市場規模推移および予測:提供形態別(2021~2027年度予測)

ITRのプリンシパル・アナリストである三浦 竜樹は、「コロナ禍においてリモートワークの普及とDXの取り組みが進むなか、RPAやローコード/ノーコード開発などと合わせ、業務の自動化を実現するソリューションとしてワークフローシステムの新規導入やクラウドシフトによる導入が進んでいます。今後は、単純な申請・承認プロセスの電子化にとどまらず、ERPやドキュメント管理システムなど、各種業務システムと連携させた業務プロセスの自動化を目的に、ワークフローシステムの適用範囲は拡大すると推測されます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:RPA/iPaaS/ワークフロー市場2023』に詳細を掲載しています。同レポートには、RPA、iPaaS、BPM、BRMS(Business Rules Management System)、ワークフロー、タスク・マイニング、プロセス・マイニングの全7分野を対象に、国内54ベンダーへの調査に基づいた2021~2022年度売上げ実績および2027年度までの売上げ予測を掲載しています。

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ITR Market View:RPA/iPaaS/ワークフロー市場2023

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