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プレスリリース

ローコード/ノーコード開発市場は、企業の注目度の高まりにより2021年度は18.6%増に
2026年度には2021年度の2倍超の市場規模に拡大すると予測
ITRがローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測を発表します。

ローコード/ノーコード開発市場の2021年度の売上金額は611億6,000万円、前年度比18.6%増となりました。市場に影響力を持つ上位ベンダーをはじめ、市場を構成するベンダーの8割超が2桁以上の伸びを示したことによります。

DXや業務改革の推進にあたり、保有するデータの利活用を促進してビジネスをより活性化させるための業務アプリケーションを広範かつ迅速に開発するツールとして、ローコード/ノーコード開発プラットフォームに注目する企業が増えています。各種システムのクラウド化が進んでいることを背景に、親和性の高いクラウドサービスの需要が特に高く、今後も新規導入が期待できます。また、パッケージ製品は、基幹システム周辺のアプリケーション開発において需要が大きいことから、継続して一定の導入が見込まれます。

これらのことから、同市場のCAGR(2021~2026年度)は16.8%、2026年度は1,300億円を上回り、2021年度の市場規模の2倍超に拡大すると予測しています。

図.ローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測(2020~2026年度予測)
図.ローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測(2020~2026年度予測)

ITRのプリンシパル・アナリストである甲元 宏明は、「これまで国内企業では、レガシーな基幹系システムのユーザー画面だけのモダナイゼーションや情報系システムなどの領域に、ローコード/ノーコード開発プラットフォームを適用することが多かったですが、現在は基幹系システムそのもののモダナイゼーションやDXアプリケーションの新規構築に適用する企業が増えています。多種多様なアーキテクチャのローコード/ノーコード開発プラットフォームの隆盛により、今後このツールを適用する業務やシステム領域が広がっていくことは間違いありません。企業はシステム開発に際して、対症療法的にソリューションを選択するのではなく、自社の選定指針やルールを定めたうえで、経営層やビジネス部門が期待するスピード感を損なわないことが求められます」とコメントしています。


調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2023』に詳細を掲載しています。同レポートには、ローコード/ノーコード開発市場を対象に、国内22ベンダーへの調査に基づいた2020~2021年度売上げ実績および2026年度までの売上げ予測を掲載しています。

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ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2023

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