独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内の動画配信システム市場規模推移および予測を発表します。
国内動画配信システム市場の2015年度の売上金額は前年度比6.6%増となりました。動画配信事業者における配信量の拡大、社内での従業員教育や学校における教育での活用、あるいは販促材料やマーケティングでの活用など、ビジネスでの動画の利用が広がりを見せていることが要因となっています。 2016年度も市場は堅調な成長を予測していますが、無償の動画配信サービスを積極的にビジネスに利用しようとする動きが見られつつあるため、各ベンダーは無償サービスに対する優位性をどのように打ち出していくのか、あるいは何をもって訴求していくのかを検討していく必要があると考えられます。無償サービスの影響もあり、単価の下落傾向が見られるものの、各ベンダーとも潜在的な需要の喚起に取り組んでおり、今後も導入が進んでいくと見込まれることから、同市場のCAGR(2015~2020年度)は5.2%、2020年度は100億円に迫る規模になると予測しています。

調査概要
今回の発表は、ITRが発行した市場調査レポート「ITR Market View:LMS・動画配信システム市場2017」に詳細を掲載しています。同レポートには、LMS市場(パッケージ、SaaS)、動画配信システム市場、パーソナライズド動画作成エンジン市場を対象に、国内23ベンダーへの調査に基づいた2014~2015年度売上げ実績および2020年度までの売上げ予測を掲載しています。
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ITR Market View:LMS・動画配信システム市場2017