株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、DLP(Data Loss Prevention)、ディスク暗号化、IRM(Information Rights Management)、クライアント監視、メール誤送信防止、データベース監査・保護、SIEM(Security Information and Event Management)の全7分野を対象に、国内50ベンダーへの調査に基づく市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View:情報漏洩対策市場2015」を本日発刊しました。本レポートの主なトピックは以下の通りです。
DLP: 2014年度はシマンテックの売上減で市場は微増、2015年度は新規案件の増加で市場は拡大傾向 ディスク暗号化: 2014年度は新規導入が不調で市場は横ばい、2015年度も微増で推移
IRM: 2014年度は製造業以外の業種での導入が拡大し15.6%増の大幅な伸び、2015年度も高成長を維持
クライアント監視: 2014年度はエンカレッジの高成長がけん引し10.7%増、2015年度も着実な伸び
メール誤送信防止: メールシステムのSaaS移行増加を契機に導入企業が増加、2014年度25.0%増と躍進、2015年度も堅調な伸びに
データベース監査・保護: 2014年度顧客情報漏洩事件を契機に市場は急成長、2015年度も高成長を維持
SIEM: 2014年度はサイバー攻撃対策需要が拡大し26.4%増と躍進、2015年度も12.7%増と好調を維持
情報漏洩事件を契機に2014年度のデータベース監査・保護市場は前年度比33.2%増と急成長、2015年度も22.0%増の高い伸びを予測
データベース監査・保護は、データベースへのアクセスやデータベース上での処理操作に関する履歴をログデータとして専用の管理サーバに収集・保管し、必要に応じて分析を行い、事前に定義したポリシーに基づいた監視や監査を行う製品です。昨今では不正なSQLアクセスを解析・ブロックする機能を備える製品も登場してきています。
2014年のベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件を契機にデータベース・セキュリティに対する注目度が増したため、2014年度のデータベース監査・保護市場は前年度比33.2%増と急成長しました。いままでは大手金融業を中心に導入されてきましたが、幅広い業種で導入・検討が進んでいることから、2014年度から2019年度までの年平均成長率(CAGR)は14.1%と、高い伸びを予測しています。

「ITR Market View:情報漏洩対策市場2015」のレポート概要
発行日:2015年7月28日
体 裁:CD-ROM版(PDF/288ページ)
発 行:株式会社アイ・ティ・アール
価 格:190,000円(税別)
【対象分野】
- DLP/対象ベンダー数8社
- ディスク暗号化/7社
- IRM/8社 クライアント監視/10社
- メール誤送信防止/12社
- データベース監査・保護/8社
- SIEM/10社
【掲載データ】
- 市場規模実績(2013~2014年度)および予測(2015~2019年度)
- マーケットシェア(2013~2015年度予測):ベンダー別、業種別、ユーザー企業売上規模別
- ベンダー各社(50社)のプロファイル:
詳細な目次は「ITR Market View:情報漏洩対策市場2015」に掲載