株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、ベンダーへの調査とユーザー・アンケート調査を融合させた市場調査レポート「ITR Cross View:ファイル共有/転送市場の実態と展望2014 ― ユーザー調査と市場調査結果―」を本日発刊しました。同レポートは、オンラインファイル共有およびインターネット型電子転送の全2分野を対象にしています。本日、同レポートの中からオンラインファイル共有製品・サービスの導入状況とインターネット型電子転送のベンダー・ポジショニングついての調査結果を発表します。
オンラインファイル共有未導入企業の9割強の企業が新規導入を予定
ユーザー企業では、オンラインファイル共有製品・サービスの新規導入あるいはリプレース予定について8つ選択肢から回答を得ました(図1)。未導入の企業は全体の47.8%を占め、その内、9割強の企業が今後新規導入を予定していると回答しています。また、導入済みの企業の内、5割弱の企業で製品・サービスのリプレースを予定しているという結果となりました。新規導入予定とリプレース予定を合算した投資予定企業は、全体のおよそ7割を占めることがわかりました。これにより、今後、オンラインファイル共有市場が活発化することが予想されます。

インターネット型電子転送市場のLeadingベンダーはNRIセキュアテクノロジーズ
インターネット型電子転送市場のベンダーの製品/サービスに対する、ユーザーの利用動向およびベンダー売上金額シェアから、ベンダー・ポジショニング「ITR DatumiX」を示しました(図2)。NRIセキュアテクノロジーズはセキュリティの高さに定評があり、金融業を中心に導入が進んでいることから売上金額で高いシェアを占め、ユーザー期待値指数もトップで、「Leading」ベンダーに位置しました。一方、現在の売上金額シェアは高くないものの「ユーザー期待値指数」がNRIセキュアテクノロジーズに続いて高いIBMが「Emerging」に位置しました。また期待値・売上金額シェアともに低い「Niche」は多くのベンダーが乱立している状態となっています。

「ITR Cross View:ファイル共有/転送市場の実態と展望2014 ― ユーザー調査と市場調査結果―」のレポート概要
発行日:2014年11月6日
体 裁:CD-ROM版(PDF/56ページ)
発 行:株式会社アイ・ティ・アール
価 格:165,000円(税別)
【対象分野】
- オンラインファイル共有 インターネット型電子転送
【主な掲載データ】
-オンラインファイル共有
- 現在利用している製品・サービス
- 今後利用したい製品・サービス
- 製品・サービスの新規導入予定時期(業種別、従業員規模別)
- 製品・サービスのリプレース予定時期(業種別、従業員規模別)
- 現在と今後の用途
- 現在と今後の利用形態
- 製品・サービスの選定での重視要素
- ベンダー別マーケットシェア(2012~2014年度予測)
- ITR DatumiX ユーザーあたりのディスクスペース
-インターネット型電子転送
- 現在利用している製品・サービス
- 今後利用したい製品・サービス
- 製品・サービスの新規導入予定時期(業種別、従業員規模別)
- 製品・サービスのリプレース予定時期(業種別、従業員規模別)
- 現在と今後の用途
- 現在と今後の利用形態 製品・サービスの選定での重視要素
- ベンダー別マーケットシェア(2012~2014年度予測)
- ITR DatumiX 電子メールで添付可能なファイルサイズ 転送可能なデータサイズと主な転送先
詳細な目次は「ITR Cross View:ファイル共有/転送市場の実態と展望2014」に掲載
【ユーザー調査概要】
- 実施期間:2014年9月
- 調査方法:ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査
- 調査対象:従業員50名以上の国内企業に属し、自社の関連製品・サービス導入での意思決定に関与する個人
- 有効回答数:337件
【ベンダー調査概要】
- 調査名:「ITR Market View:ファイル共有/転送・コンテンツ管理市場2014