株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、ファイアウォール/UTM(Unified Treat Management:統合脅威管理)、IDS/IPS(Intrusion Detection System/Intrusion Prevention System:不正侵入検知システム/不正侵入防御システム)、WAF(Web Application Firewall)など全7分野を対象に、国内42ベンダーへの調査に基づく市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View:ゲートウェイ・セキュリティ市場2014」を本日発刊しました。本レポートの主なトピックは以下の通りです。
ファイアウォール/UTM:- 2013年度市場は12.7%増の大きな伸び、2014年度も好調を維持する見込み
- 2013年度はセキュアソフトがトップシェアを維持、2番手マカフィーが高成長で追随
- 2013年度市場は26.4%増と大幅な伸び、2014年度も同等の伸びを予測
- パッケージからSaaSへのシフトが進行し、2013年度の市場はほぼ横ばいで推移
- SaaS市場は2013年度、2014年度ともに2桁成長と好調、パッケージとアプライアンス市場は微増
- 上位ベンダーの好調により、2013年度の市場は2.3倍へ急拡大
- DDoS攻撃の増加に伴い2013年度の市場は24.0%増と大幅な伸び、参入ベンダーの増加により2014年度も66.1%増を予測
2013年度のDDoS対策市場は前年度比24.0%増と大きな伸び、2014年度も66.1%増の高成長を予測
国内DDoS対策市場の2013年度の売上金額は12億4,000万円、前年度比24.0%増の大きな伸びを示しました。主なユーザーである通信事業者が積極的な投資を行ったことが背景にあります。DDoS攻撃は、ネットワーク上のトラフィックを増大させて、通信を処理している回線やネットワーク機器、およびサーバのリソース(処理能力)を占有することによってサービスの提供を妨害するもので、世界的に増加傾向にあり、企業や政府機関、通信事業者にとって深刻な脅威と認識されつつあります。2013年度より参入ベンダーが増えており、2014年度は同66.1%の大幅な伸びを見込んでいます。比較的新しい分野であることもあり、DDoS対策市場の2013年度から2018年度までの年平均成長率(CAGR)は33.2%と、ゲートウェイ・セキュリティ市場の7分野のなかで最も高い成長率を予測しています。

「ITR Market View:ゲートウェイ・セキュリティ市場2014」のレポート概要
発行日:2014年7月23日
体 裁:CD-ROM版(PDF/327ページ)
発 行:株式会社アイ・ティ・アール
価 格:190,000円(税別)
【対象分野】
- ファイアウォール/UTM(Unified Treat Management:統合脅威管理)/対象ベンダー数14社
- IDS/IPS(Intrusion Detection System/Intrusion Prevention System:不正侵入検知システム/不正侵入防御システム)/7社 WAF(Web Application Firewall)/15社
- URLフィルタリング/3社
- Webゲートウェイ・セキュリティ/14社
- サンドボックス型ゲートウェイ・セキュリティ/8社
- DDoS対策/7社
【掲載データ】
- 市場規模実績(2012~2013年度)および予測(2014~2018年度)
- マーケットシェア(2012~2014年度予測):ベンダー別、業種別、ファイアウォール/UTM製品価格別 市場分析
- ベンダー各社(42社)のプロファイル:
詳細な目次は「ITR Market View:ゲートウェイ・セキュリティ市場2014」に掲載