株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、ベンダーへの調査とユーザー・アンケート調査を融合させた新しい市場調査レポートの第二弾として「ITR Cross View:DBMS/BI市場の実態と展望2014 ― ユーザー調査と市場調査結果―」を本日発刊しました。同レポートは、RDBMS、DBMSアプライアンス、データ分析/レポーティング、DWH(データウェアハウス)用DBMS、データ・マイニング、テキスト・マイニング、ETL(Extract/Transform/Load)/データ・クレンジング、帳票作成運用の全8分野を対象にしています。本日、同レポートの中からデータ分析/レポーティング市場でのベンダー・ポジショニングと製品選定でのユーザーの重要度を発表します。
データ分析/レポーティング市場のLeadingベンダーはSAP
データ分析/レポーティング市場の16ベンダーの製品/サービスに対して、ユーザーの利用動向およびベンダー売上金額シェアから、ベンダー・ポジショニング「ITR DatumiX」を示しました(図1)。市場を牽引しているSAP社は、同社のERP製品ユーザーに対する販売が順調であることから、売上金額のシェアでは他のベンダーを引き離してトップに位置し、ユーザーからも一定の期待を得ています。同じくLeadingベンダーに位置するシェア2位のオラクルは、ユーザー期待値指数が最も高く、今後の採用においてはユーザー企業から最も注目されているベンダーであることが明らかとなりました。

今後採用するデータ分析/レポーティング製品の重視項目
データ分析/レポーティング製品を選定する際の項目を19項目あげ、それぞれに対して重要度合いを1-5の5段階(1が軽視、5が重視)で回答を得え、平均値を重視度(指数)として示しました(図2)。データ分析/レポーティング製品の選定では、「製品ライセンスの価格」や「サポート契約の価格」などコスト面が上位にあがっていますが、「データ処理速度」「操作性の良さ」「データ分析力(分析手法の豊富さ)」などの性能や機能面が、ほぼ同等に重視されていることがわかりました。

レポート概要
レポートタイトル:「ITR Cross View:DBMS/BI市場の実態と展望2014 ― ユーザー調査と市場調査結果―」
発行日:2014年6月17日
体 裁:CD-ROM版(PDF/144ページ)
発 行:株式会社アイ・ティ・アール
価 格:165,000円(税別)
対象分野:
- RDBMS DBMSアプライアンス データ分析/レポーティング
- DWH用DBMS データ・マイニング
- テキスト・マイニング
- ETL/データ・クレンジング
- 帳票作成運用
主な掲載データ:
ユーザー調査
- 各製品分野の導入状況と投資計画(業種別、従業員規模別)
- 各製品分野の導入効果に対する評価(業種別、従業員規模別)
- 企業における各製品分野における製品の選定時の重要視項目(業種別、従業員規模別)
- 導入企業における主たる利用製品(業種別、従業員規模別)*
- 今後利用したい製品/サービス* データ分析/レポーティング製品の利用用途
- データ分析/レポーティング製品の利用データ
- データ分析/レポーティング製品導入により得られる効果
- 今後採用するデータ分析/レポーティング製品の重視項目
ベンダー調査
- 市場規模推移(2011~2013年度予測)*
- ベンダー別マーケットシェア(2011~2013年度予測)*
ITR DatumiX*
(*RDBMS、DBMSアプライアンス、データ分析/レポーティング、DWH用DBMS、データ・マイニング、テキスト・マイニング、帳票作成運用の7分野が対象)
詳細な目次は「ITR Cross View:DBMS/BI市場の実態と展望2014」に掲載
(ユーザー調査概要)
- 実施期間:2014年2月
- 調査方法:ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査
- 調査対象:従業員100名以上の国内企業で情報システム系部門に属し、自社のデータ管理またはデータ分析関連製品の意思決定に関与する個人
- 有効回答数:396件
(ベンダー調査概要)
- 調査名:「ITR Market View:DBMS/BI市場2014