株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内のアイデンティティ/アクセス管理およびセキュリティ・ログ管理用途のソフトウェアの市場規模および動向を調査し、市場調査レポート『ITR Market View:アイデンティティ&セキュリティ・ログ管理市場2013』としてまとめ本日発刊いたしました。本レポートでは、前者の市場は5機能に分類、後者は7製品分野を網羅し、国内54ベンダーを対象に詳細に調査・分析を行っています。本日、このうち下記市場の出荷金額の動向およびアイデンティティ/アクセス管理市場全体の2011年度のベンダーシェアを発表します。
アクセス・コントロール市場:- 2011年度は前年度比12.2%増の26.7億円に拡大
- 2011年度は同20.9%増、2012年度も24.1%増とさらに加速
- 2011年度は14.1%増の約29億円に拡大
- 2011年度は12.0%増の18.7億円に、2012年度は34.8%増と大幅な拡大の見込み
- 2011年度は21.2%増の4億円に、2012年度は37.5%増とさらに拡大の見込み
アイデンティティ/アクセス管理市場はフェデレーション市場の伸びが牽引し、10.4%増の134億円に
国内アイデンティティ/アクセス管理市場の2011年度の出荷金額は前年度比10.4%増の134億3,100万円に達しました。クラウドサービスとの連携需要の高まりや旧バージョンからのリプレースが進んでいることもあり、2012年度も同12.1%増とさらに伸びを加速させると予測しています。
2011年度の同市場のベンダーシェア(出荷金額ベース)は、ヒューレット・パッカード(HP)が18.6%のシェアで首位を堅持、次いでオラクルとCAが僅差で続き、これらの上位3ベンダーで半数強のシェアを占めています。

ITRのアナリストである大杉豊は「近年の企業の経営環境から、アウトソーシング戦略の見直しやシェアードサービスなどによりクラウド化はさらに進展していくと見られ、またBCPの観点からも複数サイトに分散させる傾向にあることから、セキュリティを担保しID統合を行ううえで必要なフェデレーション製品への需要が特に高まると予測しています。同製品市場の成長が、今後もアイデンティティ/アクセス管理市場を牽引していくでしょう」とコメントしています。
「ITR Market View:アイデンティティ&セキュリティ・ログ管理市場2013」のレポート概要
発行日:2013年1月29日
体 裁 :CD-ROM版(PDF/399ページ)
発 行 :株式会社アイ・ティ・アール
価 格 :19万9,500円(税込)
対象分野
<アイデンティティ/アクセス管理市場>/対象ベンダー数26社
- アクセス管理市場/21社
- -SSO市場/15社
- -アクセス・コントロール市場/15社
- ディレクトリ・サービス市場/5社
- プロビジョニング市場/18社
- フェデレーション市場/12社
<セキュリティ・ログ管理市場>
- 統合ログ管理市場/11社
- フォレンジクス市場/6社
- データベース・ログ管理市場/8社
- ファイルサーバ・ログ管理市場/6社
- ファイアウォール・ログ管理市場/2社
- クライアント・ログ管理市場/10社
- 操作画面監視市場/2社
掲載データ:市場規模実績(2010~2011年度)および予測 (2012~2016年度)
マーケットシェア(2010~2012年度予測):ベンダー別、業種別、売上規模別、機能別*、製品分野別*(*対象市場のみ)
市場分析
ベンダー各社(54社)のプロファイル:【調査項目】製品別売上高/製品別売上比率(チャネル別、業種別、OS別、機能別、企業売上規模別)/戦略/初期導入時の平均モデル/主要ユーザー企業/人員構成 など詳細データ
詳細な目次は「ITR Market View:アイデンティティ&セキュリティ・ログ管理市場2013」に掲載