株式会社アイ・ティ・アール(本社:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、ECM(Enterprise content management)、文書管理、WCM(Web content management)、IRM(Information rights management)、全文検索ソフトウェア、ワークフローの6つのコンテンツ管理関連の各市場の2011年度の市場動向およびWCM市場のベンダーシェアを発表します。
また、ITRでは、これらの市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View:コンテンツ管理市場2012」を本日発刊します。
ECM市場- :2011年度の出荷金額は前年度比13.8%増と二桁の伸び
- 2011年度は同1.9%の微減
- 2011年度は同14.3%増と、コンテンツ管理関連分野で高い伸びに
- 2011年度は同15.1%減に縮小となるが、2012年度は好転する見込み
- 2011年度は同9.4%増、Webサイト全文検索用途が拡大
- 2011年度は同10.7%増と、安定した成長を維持
企業におけるWebの重要性の高まりにより、2011年度のWCM市場は14.3%増と好調
国内WCM市場の2011年度の出荷金額は32億円、前年度比14.3%増の高い伸びを示しました。企業のWebサイトは単なる情報提供のツールからマーケティング・ツールへと進化しており、重要性が年々高まっていることが背景にあります。ITRでは、2012年度も同16.6%増と引き続き高い成長を維持すると予測しています。
2011年度のベンダーシェアを見ると、シックス・アパートがトップを辛くも堅持しましたが、続くミックスネットワークとオートノミーが、僅差で詰め寄る結果となりました。提供形態別に市場を概観すると、金額ベースではいまだパッケージが約9割と大半を占めていますが、SaaS市場の伸びは前者を大きく上回る勢いを示しています。

ITRのアナリストである三浦竜樹は、「企業におけるWebサイトの位置づけが高まり、リッチかつ双方向のコミュニケーションが求められるようになった昨今、WCMの要件も変化しています。顧客に対してよりよい“体験(エクスペリエンス)”を提供するための『カスタマー・エクスペリエンス管理(CXM)』を実現するためのツールとして、より一層重要性を増してきています」とコメントしています。
「ITR Market View:コンテンツ管理市場2012」のレポート概要
発行日:2012年6月26日
体 裁:製本版(A4判・平綴じ)/340ページ、またはCD-ROM版(全編PDFファイル形式で提供)
発 行:株式会社アイ・ティ・アール
価 格:製本版 17万3,250円(税込)、CD-ROM版 34万6,500円(税込)
対象分野:
- ECM市場(Enterprise content management)/対象ベンダー数11社
- 文書管理市場/7社
- WCM市場(Web content management)/14社
- IRM市場(Information rights management)/7社
- 全文検索ソフトウェア市場/14社
- ワークフロー市場/12社
- 掲載データ: 市場規模実績(2010~2011年度)および予測(2012~2016年度) マーケットシェア(2010~2012年度予測):ベンダー別、業種別、売上規模別、
市場分析
- ベンダー各社(45社)のプロファイル:
- 詳細な目次は「ITR Market View:コンテンツ管理市場2012」に掲載