株式会社アイ・ティ・アール(本社:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内の人事管理、就業管理、LSP(Labor Scheduling Program:就労者スケジューリング・プログラム)およびLMS(Learning Management System:学習管理システム)製品の国内48社のソフトウェア・ベンダーの製品の調査を行い、国内市場規模および動向を「ITR Market View:人事・就業管理市場2011」としてまとめ発行いたしました。本日、LMS市場の市場規模推移およびベンダーシェアを発表します。
2009年度のLMS市場は3.7%の微増、2010年度は25.3%増の大きな伸びへ
国内LMS市場の2009年度の出荷金額は22億5,000万円、前年比3.7%の微増にとどまりました。景気低迷の影響で、LMSへの投資が縮小されたことが背景にあります。2010年度は景気が回復基調にあることから、同25.3%増と大幅な伸びとなると見込んでいます。 2009年度のLMS場のベンダーシェアを見ると、早くからLMSビジネスを手掛け導入実績豊富な富士通がトップを堅持し、次いでシステム・テクノロージー・アイ、サムトータル・システムズと続いており、いずれのベンダーもパッケージ製品の低迷をSaaSでの売上げにより相殺しています。

ITRのアナリストである西山竜介は、「2010年度以降、LMS市場における大きな流れとなるのは、SaaSによる提供のさらなる増加です。LMSは他の業務システムとの独立性が比較的高いため、SaaSとの相性がよい分野といえます。さらにコンテンツが充実し選択肢の幅が広がれば、中堅・大企業が導入していたLMSを中小企業も利用できるレベルになり、市場のパイが拡大することも期待されます」とコメントしています。
「ITR Market View:人事・就業管理市場2011」のレポート概要
発行日:2011年3月29日
体裁 :レポート版(A4判・バインダー装丁)/380ページ、
またはCD-ROM版(全編PDFファイル形式で提供)
発行 :株式会社アイ・ティ・アール
価格 :レポート版 17万3,250円(税込)、CD-ROM版 34万6,500円(税込)
対象分野:
- 人事管理市場
- 就業管理市場
- LSP市場
- LMS市場
- 掲載データ:
市場分析
当該ソフトウェア・ベンダー48社のベンダー・プロファイル:製品別売上高/製品別売上比率(チャネル別、業種別、OS別、企業従業員規模別、DBMS別)/ 戦略/初期導入時の平均モデル/主要ユーザー企業/人員構成 など詳細データ
詳細な目次は「ITR Market View:人事・就業管理市場2011」に掲載