ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2019
本レポートには、メール送信市場、メール処理市場、アクセス解析市場、入力フォーム最適化市場、DMP(Data Management Platform)市場、CXプラットフォーム市場、広告効果測定市場の国内全45ベンダーへの調査に基づいた2016~2017年度売上げ実績および2022年度までの売上げ予測を掲載しています。
- 国内アクセス解析市場:2017年度市場は25.9%増の高成長、2018年度も20%を超える高い伸びに
- 国内CXプラットフォーム市場:2017年度の市場は87.5%増の急速な伸び、2018年度も大幅な伸びを継続
- 国内メール送信市場:2017年度市場は11.0%増の堅調な伸び、2018年度も同9.0%増と安定した伸びに
調査ハイライト
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DMPは、自社や外部のさまざまな顧客/見込み客に関するデータ(プロファイル、Webサイトの閲覧情報や検索履歴、商品の購入履歴、広告やメールの配信結果など)を統合・正規化し、各種のチャネル(メール配信システムや広告配信システムなど)に、セグメントされた情報を作成するための製品・サービスです。
DMP市場の2017年度の売上金額は63億5,000万円、前年度比41.1%増と大幅な伸びを示しました。市場の認知度や導入効果が浸透しつつあることが背景にあります。2018年度も大半のベンダーが高成長を継続していることから、同31.5%増と引き続き高い伸びが見込まれます。今後はIoTデータの統合、分析用途としても期待されており、2019年度以降も市場は好調な伸びを継続すると予想されます。
DMP市場をパブリックDMPとプライベートDMPで比較すると、2017年度のパブリックDMP市場は前年度比22.9%増と大きな伸びを示しましたが、プライベートDMP市場はこれを上回る同52.7%増の伸びを記録しました。2018年度はパブリックDMP市場の伸び率が、プライベートDMP市場を9ポイント近く上回る伸びとなる見込みです。CAGR(2017~2022年度)はプライベートDMP市場が21.2%、パブリックDMP市場は20.7%と、ともに高い伸びを予測しています。
図.DMP市場規模推移および予測:パブリック、プライベート別(2016~2022年度・売上金額)
ITRのシニア・アナリストである三浦 竜樹は、「自社で保有していない潜在顧客への適切なアプローチを目的に、第三者データを活用できるパブリックDMPのニーズは高まり続けています。また、より確度の高い見込み客の発掘や、既存顧客のカスタマーエクスペリエンス向上のため、IoTなどからの多様なデータを統合・分析し、より最適な顧客へのアプローチの実現に向けて、プライベートDMPの重要性も高まっています。今後、統合・分析対象となるデータが多様化/増加し、より細分化された顧客セグメントに対するマーケティング施策を実現するため、DMPが担う役割は高まり続けるでしょう」とコメントしています。
目 次
第1章 調査レポート概要
- 1-1 調査概要
- 1-2 市場の定義
- 1-2-1 対象市場
- 1-2-2 用語解説
- 1-2-3 年度解説
- 1-2-4 データ利用上の注意
- 1-3 エグゼクティブ・サマリ
第2章 国内メール・マーケティング市場動向
- 2-1 メール・マーケティング市場
- 2-1-1 製品分野別市場シェア
- 2-2 メール送信市場
- 2-2-1 市場規模およびベンダーシェア
- 2-2-2 業種別市場シェア
- 2-2-3 売上規模別市場シェア
- 2-2-4 提供形態別市場シェア
- 2-2-5 保守を含むメール送信市場
- 2-2-6 調査結果総括
- 2-3 メール処理市場
- 2-3-1 市場規模およびベンダーシェア
- 2-3-2 業種別市場シェア
- 2-3-3 売上規模別市場シェア
- 2-3-4 調査結果総括
第3章 国内Webマーケティング市場動向
- 3-1 Webマーケティング市場
- 3-1-1 製品分野別市場シェア
- 3-2 アクセス解析市場
- 3-2-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-2-2 業種別市場シェア
- 3-2-3 売上規模別市場シェア
- 3-2-4 保守を含むアクセス解析市場
- 3-2-5 調査結果総括
- 3-3 入力フォーム最適化市場
- 3-3-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-3-2 業種別市場シェア
- 3-3-3 売上規模別市場シェア
- 3-3-4 調査結果総括
- 3-4 DMP市場
- 3-4-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-4-2 業種別市場シェア
- 3-4-3 売上規模別市場シェア
- 3-4-4 パブリック、プライベート別市場シェア
- 3-4-5 調査結果総括
- 3-5 CXプラットフォーム市場
- 3-5-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-5-2 業種別市場シェア
- 3-5-3 売上規模別市場シェア
- 3-5-4 調査結果総括
- 3-6 広告効果測定市場
- 3-6-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-6-2 業種別市場シェア
- 3-6-3 売上規模別市場シェア
- 3-6-4 調査結果総括
第4章 市場予測
- 4-1 市場予測の前提条件
- 4-2 メール・マーケティング市場予測(~2022年度)
- 4-3 Webマーケティング市場予測(~2022年度)
第5章 ベンダー・プロファイル
- 5-1 ベンダー・プロファイルの見方
- 5-2 Antuit株式会社
- 5-3 Emotion Intelligence株式会社
- 5-4 株式会社Faber Company
- 5-5 株式会社GeeeN
- 5-6 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
- 5-7 株式会社Sprocket
- 5-8 Supership株式会社
- 5-9 株式会社UNCOVER TRUTH
- 5-10 Ve Japan株式会社
- 5-11 株式会社Zendesk
- 5-12 アドビ システムズ株式会社
- 5-13 アララ株式会社
- 5-14 株式会社インティメート・マージャー
- 5-15 株式会社エイジア
- 5-16 エクスチュア株式会社
- 5-17 株式会社エフ・コード
- 5-18 株式会社オプト
- 5-19 株式会社環
- 5-20 株式会社グラッドキューブ
- 5-21 株式会社構造計画研究所
- 5-22 コンバージョンテクノロジー株式会社
- 5-23 サイボウズ株式会社
- 5-24 株式会社サパナ
- 5-25 シーセンス株式会社
- 5-26 シナジーマーケティング株式会社
- 5-27 株式会社ショーケース・ティービー
- 5-28 株式会社セールスフォース・ドットコム
- 5-29 チーターデジタル株式会社
- 5-30 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
- 5-31 トランスコスモス株式会社
- 5-32 トレジャーデータ株式会社
- 5-33 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 5-34 日本オラクル株式会社
- 5-35 株式会社日本クラウディア
- 5-36 株式会社パイプドビッツ
- 5-37 株式会社ビービット
- 5-38 富士ゼロックス株式会社
- 5-39 ブルースクレイ・ジャパン株式会社
- 5-40 株式会社プレイド
- 5-41 株式会社ブレインパッド
- 5-42 株式会社ベンチマークジャパン
- 5-43 株式会社ラクス
- 5-44 株式会社ラクスライトクラウド
- 5-45 株式会社ロックオン
- 5-46 ユミルリンク株式会社
商品概要
- メール送信/対象ベンダー数13社
- メール処理/4社
- アクセス解析/10社
- 入力フォーム最適化/4社
- DMP/9社
- CXプラットフォーム/9社
- 広告効果測定/3社
- 市場規模実績(2016〜2017年度)および予測(2018〜2022年度)
- マーケットシェア(2016~2018年度予測):ベンダー別、業種別、企業売上規模別、提供形態別*、パブリック/プライベート別*、保守を含む市場*(*対象市場のみ)
- 市場分析
- ベンダー各社(45社)のプロファイル:【調査項目】製品・サービス別売上高/製品・サービス別売上比率(チャネル別、業種別、企業売上規模別など)/戦略/初期導入時の平均モデル/主要パートナー/主要ユーザー企業/人員構成 など、詳細データ
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