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ITR Review

コンテンツ番号:
R-225082
発刊日:
2025年8月4日

マーケティングAI活用を加速するデータ統合戦略

マーケティング施策の精度を高めるデータ配置の最適解

著者名:
水野 慎也
マーケティングAI活用を加速するデータ統合戦略のロゴ画像

生成AIの普及により、企業のAI活用は業務効率化から知的業務や顧客接点の高度化へと広がりをみせている。なかでも注目されるのが、マーケティング領域におけるAIの適用である。本稿では、マーケティング業務へのAIの本格活用に重要となる、効果的かつセキュアなデータの配置について言及する。

本格化するAIの業務適用

生成AIの急速な普及により、企業におけるITの提供価値は大きく変化しつつある。従来の業務効率化にとどまらず、知的業務への応用や顧客とのインタラクションの高度化といった新たな可能性が拓かれた。ITRが2024年8~9月に実施した『IT投資動向調査2025』によると、調査対象の18業務領域のなかでAIが最も活用されていたのは「営業」であり、次いで「セキュリティ」と「IT」が続いた(図1)。しかし、2025年度に向けた今後の活用予定では、営業やITを上回る選択率の業務・用途が現れることがわかった。

図1.AIの活用対象となる業務・用途トップ10

図1.AIの活用対象となる業務・用途トップ10
出典:ITR『IT投資動向調査2025』

なかでも特筆すべきは、「マーケティング」分野の台頭である。2024年の調査時点の活用状況では4位に位置していたが、2025年度末までに新たに活用する予定においては最多の回答を集め、セキュリティと並ぶ活用割合になることがわかった。企業はマーケティング業務にAIを積極的に導入しようとしており、今後のマーケティング施策の立案や顧客接点の設計において、AIの活用はさらに重要性を増すと考えられる。

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