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ITR Review

コンテンツ番号:
R-221124
発刊日:
2021年12月1日

市場浸透するRobotics as a Service

高まるロボット活用の機運

著者名:
金谷 敏尊
市場浸透するRobotics as a Serviceのロゴ画像

医療や物流などさまざまな現場で、サービス方式でロボットを活用する機会が増加している。人手不足による労働力の補完手段、あるいはコロナ禍の影響を減らすコンタクトレス(非接触)ソリューションとして需要が拡大していることから、Robotics as a Serviceの市場プレーヤーの増加と市場浸透が進んでいる。

RaaSとは

Robotics as a Service(以下、RaaSという)とは、物理的なロボットをサブスクリプションベースのサービス契約で提供するビジネスモデルである。ロボットの所有者はプロバイダーであり、利用企業はリースや購入によって資産化することなくロボットを導入できる。管理費やメンテナンス費がサービス価格に含まれるため、管理負担が発生しないばかりでなく、更新時のオーバーヘッドを回避できる例も多い。こうしたAs a Serviceモデルが、クラウドコンピューティングに端を発するのは広く知られるところであるが、各種のAs a Serviceモデルと同様に、RaaSはユーザーに高い利便性を提供することで速いスピードで市場に浸透し、市場の裾野が拡大している。本稿では、主要なプロバイダーを整理し、現在の市場環境を概観する。なお、Robotics as a Serviceという用語は、ソフトウェア・ロボット(RPAなど)などの文脈でも用いられることがあるが、ここでは実体のある物理ロボットを対象とする。

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