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ITR Review

コンテンツ番号:
R-221093
発刊日:
2021年9月1日

アート思考によるアイデア創出

芸術家に倣う、VUCA時代のビジネス思考法

著者名:
金谷 敏尊
アート思考によるアイデア創出のロゴ画像

時代の変遷期にありVUCAと称される今日の経営環境において、既存ビジネスの枠にとらわれない未来像を描くことが求められている。本稿では、これまでのロジカルシンキング、デザイン思考とは異なり、ゼロからイチを生み出す思考法として注目を集めている「アート思考」について考察する。

VUCAの時代に求められる思考法

昨今、ITやデジタル技術の進展により、コロナ禍後のニューノーマル社会を見据えた新たなビジネスモデルが次々と生み出されている。産業分野に技術やサービスを掛け合わせることで、創出される新規のビジネス分野は後を絶たない。そうしたなか、既成概念や先入観にとらわれない幅広い視野からの斬新なアイデアが、これまで以上に強くビジネスシーンにおいて求められるようになってきている。

過去においても、時代の変わり目には、思考法の転換を促すさまざまなパラダイムシフトが求められてきた。ロジカルシンキングやシステム思考、最近でもデザイナーの思考様式に倣った「デザイン思考」が、Apple社やGoogle社が採用するアプローチとして世間の耳目を集め、多くの企業に取り入れられてきたことは記憶に新しい。その後、コロナ禍にあって、世の中はVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代に突入した。トレンドを予測できない先行き不透明な今日は、既存ビジネスの枠にとらわれない未来像を描くことが求められている。そうしたなか、期待される新たな思考法が「アート思考」である。

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