企業におけるクラウド活用が盛んである。ITRが2019年8月から9月にかけて実施した「IT投資動向調査2020」の結果を見ると、「基幹系システムのクラウド化の実践」が「全社的なデジタルビジネス戦略の策定」に次いで重要な2020年度のテーマとしてあげられ、2割の企業が調査時点ですでに実施しているとした。国内では、新規システム用インフラの最優先候補としてクラウドを位置づける企業が多くなっているとともに、既存システムをIaaSに移行したり(リフト)、PaaS(Platform as a Service)やFaaS(Function as a Service)で再構築(シフト)する企業も増えている。