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ITR Review

コンテンツ番号:
R-217103
発刊日:
2017年10月1日

クラウド・アーキテクチャの選択

将来像を見据えたIT基盤の最適解

著者名:
金谷 敏尊
クラウド・アーキテクチャの選択のロゴ画像

企業のIT基盤としてパブリッククラウドを活用することが一般的となりつつあり、クラウドの価値を受益する機会が増える一方で、複数のクラウド環境を管理することが求められてきている。企業は、クラウド・アーキテクチャの選択がIT基盤の将来像を大きく左右する点に留意し、構想化を進めるべきである。

パブリッククラウドの普及

クラウド元年といわれる2010年から7年が経過する現在、いまなおパブリッククラウドの勢いは衰えず、市場成長が続いている。ITRの調査では、国内IaaS/PaaS市場は、CAGR(年平均成長率:2014年度~2020年度)28.8%で推移し、2020年度には約7,000億円の市場規模に達すると予測している。また、SaaS市場においても同様に急速な市場拡大が見られる。IT分野の製品/サービスに限らず、市場規模が大きくなるにつれ、成長率は減少するのが通例だが、IaaS/PaaS市場がここへきていまなお2桁成長を続けているのは特筆に値する。パブリッククラウドがその価値を市場から評価され、活用が進んでいることの証左といえよう。

クラウド活用の現場へ目を向けると、以前にも増してクラウドファーストポリシーを掲げる企業が多く見られるようになった。クラウドファーストという言葉が普及する以前は、バーチャルファースト、すなわち仮想化技術を優先的に適用する動きが見られた。現在は、仮想化からクラウドへの転換を図る例が多く見られ、新規のシステム導入や全社IT基盤の更改の際に社外のパブリッククラウドの利用を検討視野に入れることは、企業における日常的な行為となっている。

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