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ITR Review

コンテンツ番号:
R-217095
発刊日:
2017年9月1日

クラウド利用を見据えた知的財産権管理

AIによる創作データの管理対策

著者名:
大杉 豊
クラウド利用を見据えた知的財産権管理のロゴ画像

クラウドでAIを活用し生成されたデータの管理に注目が集まっている。また、国内外で問題視され始めたクラウド上のデータの知的財産権管理について、法令対応が進んでいない状況下で、企業はセキュリティ対策を含めた対策が迫られている。

クラウド上のデータ管理の課題

デジタルデータの活用機会が増す今日、クラウド上のデータの知的財産権管理の必要性が増してきている(ITR Review 2017年4月号「AI/機械学習技術と知的財産権」 #R-217041)。本稿では、セキュリティの視点を交えて、具体的に求められる対応策について言及する。

現在、クラウド上にあるデータについては、CASB(Cloud Access Security Broker)などのサービスが浸透し始めたことにより、一定のセキュリティ対策を実施できる環境が整いつつある(ITR Review 2016年7月号「CPSにおけるCASBの活用」#R-216075)。しかし、クラウド事業者の提供するAIサービスを検討するときには、提供されるサービス内容のほかに、データ漏洩やデータ管理の責務と、プライバシーや著作権などのセキュリティ対策を考慮する必要がある。さらに、AIが生成する成果物に対して、現状では法令が適応されていないことに対して、企業はセキュリティ施策を含めたリスク管理が企業の事業戦略のうえでも重要となってくる。

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