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ITR Review

コンテンツ番号:
R-217063
発刊日:
2017年6月1日

サービス化へシフトする経済

サービス・ドミナント・ロジックによる価値創出

著者名:
金谷 敏尊
サービス化へシフトする経済のロゴ画像

世界経済における第三次産業の影響が強まり、あらゆるビジネス局面にサービタイゼーションの動向が見られる。企業は、サービス全体の使用価値に着目するサービス・ドミナント・ロジックの視点にシフトすることで、製品/サービスの提供におけるより有利な展開を目指すべきである。

サービス産業の隆盛

サービス化、あるいはサービタイゼーションと呼ばれる潮流は、局所的あるいは一過性のものというよりは、世界規模かつ持続的なものといえる。図1は、世界各国のGDPに占めるサービス産業の比率を、1人あたりGDPとの対比で示したものである。なお、サービス産業は第三次産業と読み替えて差し支えない。1984年から2014年にかけて主要国の1人あたりGDPが増加するに従い、GDPに占める第一次産業の比率は縮小するが、サービス産業の比率は図のように顕著に拡大する傾向が読み取れる。このように世界の経済活動は、モノ主体からサービス主体に着実に移り変わってきている。企業は、サービタイゼーションを一過性のトレンドではなく、向こう10年を見据えたメガトレンドとして認識すべきである。

図1.GDPに占めるサービス産業の規模推移

図1.GDPに占めるサービス産業の規模推移
出典:gapminder.orgより引用

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