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ITR Review

コンテンツ番号:
R-217012
発刊日:
2017年1月1日

Microsoft Dynamics 365のポテンシャル

コラボレーションとビジネスアプリケーションの統合

著者名:
浅利 浩一
Microsoft Dynamics 365のポテンシャルのロゴ画像

Microsoft Dynamics 365は、コラボレーションとビジネスアプリケーションが一体化した点において、従来にない高いポテンシャルを持つサービスである。これまでのMicrosoft Dynamics AXのパートナーだけでなく、導入を検討する企業にとっても優れたソリューションとなる可能性がある。

Microsoft Dynamicsシリーズ新製品の発表

2016年11月30日、日本マイクロソフトは「Microsoft Dynamics 365 First Look」を開催し、Microsoft Dynamics 365(以下、Dynamics 365)の発表を行った。Dynamics 365は、2016年11月1日から提供が開始されており、国内での正式な発表が遅れるかたちとなったが、海外で開催されていた同様のイベントなどで公開した情報に加えて、同製品のデモを交えながらプレゼンテーションおよび質疑応答の場が設けられた。そこでMicrosoft社が強調したのは、ビジネスアプリケーションがMicrosoft Cloudの重要な柱の1つだということである(図1)。

図1.Microsoft Cloudが提供する5つのソリューション

図1.Microsoft Cloudが提供する5つのソリューション
出典:Microsoft社

Microsoft社のビジネスは、Officeなどのコラボレーション製品、WindowsなどのOS製品、SQL Serverなどのミドルウェア製品の売上げが大半を占めている。同社は、Dynamicsシリーズでの売上げを公開していないが、ITRが実施している市場調査「ITR Market View:ERP市場2016」でも、日本マイクロソフト全体の売上げに対する貢献はまだ非常に小さいと推定している。そのため、Microsoft社にとってビジネスアプリケーションは戦略上あまり重要でないといった評価が、これまではどうしてもつきまといがちであった。

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