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ITR Review

コンテンツ番号:
R-216113
発刊日:
2016年11月1日

運用自動化の新潮流

注目すべき次世代の自動化テクノロジ

著者名:
金谷 敏尊
運用自動化の新潮流のロゴ画像

ITシステムの運用は、これまでも多くの技術やツールによって、オペレーションの正確性と効率性を高めるための自動化の取り組みがなされてきた。昨今では、機械学習やAIの適用によりさらなる自動化が進みつつあり、近未来におけるシステム運用のあり方に影響を及ぼすことが予想される。

自動化の変遷

ITシステムの運用管理は、定型的かつ定常的な要素が多く、古くから自動化の対象として見られることが多かった。システム運用に関わるあらゆるソフトウェアは、何らかの反復的作業の自動化を意図しており、監視であれバックアップであれ、決められた処理を機械的に実行しているにすぎない。こうしたなかでの人的作業の代替として、より高度なスクリプトベースの自動処理を行うツールとしては、ジョブ管理があげられる。プログラムやバッチ処理といった業務/アプリケーションレイヤでの計画・実行・管理・報告を行うツールであり、特に国内では歴史も長く広く普及している。

一方、2000年代において、Webアーキテクチャの普及、データセンター内サーバ資産の拡大、インフラ構成要素の複雑化から、インフラレイヤでの自動実行のニーズが高まることとなる。すなわち、サーバ環境に対するセットアップ、パッチ配布、設定変更、インベントリ収集といった手順化可能な業務についての自動化である。これを担うツールとして、RBA(Run Book Automation)が登場し、主に需要の高い大規模データセンターに導入された。「Run Book」とは「手順書」のことである。

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