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ITR Review

コンテンツ番号:
R-216082
発刊日:
2016年8月1日

IaaSパートナー選定指針

自社IaaS定義と活用方針に基づいた戦略的選定

著者名:
甲元 宏明
IaaSパートナー選定指針のロゴ画像

IaaSを活用する場合、パートナー企業の選定は重要なポイントとなる。しかしどのようなパートナーを選定しようとも、ユーザー企業自らがIaaSの長所/短所、IaaS上でのITインフラの構築/運用の手順や留意点、IaaS上でのアプリケーション構築の勘所、などを十分に理解し実作業も可能な人を確保することは必須といえる。

IaaS活用におけるパートナーの重要性

ITR Review 2016年5月号 「IaaS活用指針」(#R-216053)において、IaaSを活用して成果を獲得するためには、IaaSならではの特長を十分に理解し、ビジネス・アプリケーションに対しIaaSのどの特長を活かすのか、よく吟味する必要があると説いた。しかし、IaaS活用を自社だけで推進できる国内ユーザー企業は非常に少ない。クラウドのスキルや経験を豊富に持つパートナー企業との協業を求める国内ユーザー企業は多い。

一般的に、IaaS活用には2つのケースが考えられる。

1) 新規および既存システムの両方をIaaSで活用するという方針が決まっている。

2) 現時点では、現行システムのIaaS移行、または新規システムのIaaS活用、だけを想定しており、その後、新規システムまたは現行システムをオンプレミス(プライベートクラウドを含む)またはIaaSのどちらで稼働させるのか、またはどのような指針でオンプレミスとIaaSを使い分けるのかは決まっていない。

2)のケースは採用すべきでない。かつて、メインフレームからオープンシステムに移行した際に、多くの企業が明確な戦略を持たずにサーバOSやハードウェアを選定してきた。その結果、サイロ化されたシステムができあがり、企業システムのアジリティやリアルタイム性などが失われた。このような失敗を繰り返すべきではない。つまり、IaaS活用の際のパートナーは、1)のケースを前提に検討すべきなのである。

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