1. TOP
  2. レポート・ライブラリ
  3. ソフトウェアライセンス監査の影響 - 国内におけるソフトウェアベンダー監査の実態 -


ITR Review

コンテンツ番号:
R-216074
発刊日:
2016年7月1日

ソフトウェアライセンス監査の影響

国内におけるソフトウェアベンダー監査の実態

著者名:
中田 陽子
ソフトウェアライセンス監査の影響のロゴ画像

国内におけるソフトウェアライセンス監査事例が増えつつあり、ソフトウェアライセンス管理体制の高度化を求める動きが活発化している。本稿では、国内大企業を対象とした調査を基に、ソフトウェアライセンス監査の影響を可視化して紹介する。

ソフトウェアライセンス監査とは

ソフトウェアライセンス監査とは、ソフトウェアベンダーやソフトウェアライセンスの業界団体が、ユーザー企業に対してソフトウェアライセンスの利用が適切であるかを検査することを指す。日本企業は正規のソフトウェアライセンスを購入する率が高い傾向にあり、諸外国と比較すればソフトウェアライセンス違反が少ないといわれている。このため、ソフトウェアベンダーや一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)、ザ・ソフトウェア・アライアンス(BSA)などの業界団体による監査は多くないという意見が聞かれる。

ソフトウェアライセンス監査の結果として、ソフトウェアライセンスの不適切な利用が発見され、ソフトウェアベンダーから違約金が請求されれば、企業に与える影響は多岐に渡る。しかしながら、ソフトウェアライセンス管理の難しさが増している状況下(ITR Review 2016年4月号「ソフトウェアライセンスの管理方法」#R-216043)にあり、万が一違約金が請求される可能性があるというだけでは、企業全体としてソフトウェアライセンス管理高度化の対策を講じる根拠としては乏しいと見る向きもあろう。そこで、ITRでは、ソフトウェアライセンス監査が行われた際の影響を可視化すべく、2016年4月に「国内におけるソフトウェアライセンス監査実態調査」を実施した。

ITR 著作物の引用について

ITRでは著作物の利用に関してガイドラインを設けています。 ITRの著作物を「社外利用」される場合は、一部のコンテンツを除き、事前にITRの利用許諾が必要となります。 コンテンツごとに利用条件や出典の記載方法が異なりますので、詳細および申請については『ITR著作物の引用ポリシー』をご確認ください。

TOP