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ITR Review

コンテンツ番号:
R-215123
発刊日:
2015年12月1日

プルーフ・オブ・ワークによる社会変革

仮想通貨の基本技術を応用

著者名:
中村 孝
プルーフ・オブ・ワークによる社会変革のロゴ画像

プルーフ・オブ・ワークは仮想通貨の代表であるビットコインに利用されている仕組みだ。非中央集権的管理やハッキング防御などの機能があり、データの完全性を確保することができるため、仮想通貨以外に活用できる可能性が高い。本稿ではプルーフ・オブ・ワークを考察し、その活用方法について提言を行う。

プルーフ・オブ・ワークを知る

仮想通貨に利用されているブロックチェーンのデータを維持管理するために大量のCPUパワーの消費を課すことを「プルーフ・オブ・ワーク」という(ITR Review 2015年11月号「ブロックチェーン技術の活用」#R-215115)。仮想通貨では中央集権的な管理者がいないため、適切な誰かが、適切な時期に、適切な管理行動をとる必要があり、その解を与えるものとしてプルーフ・オブ・ワークは機能する。

また、仮想通貨に対するハッキング攻撃の防御手段としてプルーフ・オブ・ワークは機能し、大量のCPUパワーを消費することで、ハッキングできない防壁を構築できる(図1)。

図1.プルーフ・オブ・ワークの機能

図1.プルーフ・オブ・ワークの機能
出典:ITR

なお、プルーフ・オブ・ワークは、スパムメールの防御手段としても利用されているが、本稿では、仮想通貨におけるプルーフ・オブ・ワークを取り上げることにする。

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