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ITR Review

コンテンツ番号:
R-215025
発刊日:
2015年2月1日

Cisco Systems社の次期コラボレーション

融合化と新動画圧縮規格がもたらす影響

著者名:
三浦 竜樹
Cisco Systems社の次期コラボレーションのロゴ画像

Cisco Systems社は、2014年11月17日から開催した同社の年次カンファレンス「Cisco Collaboration Summit 2014」において、没入型テレプレゼンスの新製品や同社のコラボレーション製品群を融合させるProject Squaredを発表した。本稿ではこれらの概要と企業にとってのメリットについて述べる。

次期コラボレーションツールに向けて

Cisco Systems社は2014年11月17日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで10回目となるCisco Collaboration Summitを開催した。2012年にRowan Trollope氏がSymantec社からCisco Systems社のシニアバイスプレジデント/コラボレーションテクノロジーグループマネージャーに就任して2度目、実質、その成果をうかがい知ることができる最初のCollaboration Summitといえるだろう。同社はキーノートセッションにおいて、例年どおりコラボレーション製品群の好調を訴求した。テレプレゼンス端末の需要が四半期で33%増加し、WebExの請求対象となるWeb会議開催時間が四半期で30%増加したと発表した。

近年の同イベントでは、同社のコラボレーション製品の主力ともいえる、テレプレゼンス/ビデオ会議システムのハードウェアおよび2007年に買収したWebExのアップデートと、クラウドベースのユニファイド・コミュニケーションおよびコラボレーションサービスの拡充が主なテーマであった。しかし、今回は多くのセッションでキーワードとして頻繁にあげられた“Fusion(融合)”を示す新製品「Project Squared」を発表し、同イベントで最も注目を集めることとなった。また、テレプレゼンスシステムはアップグレードではあるものの、今後10年を担うであろう新しい動画圧縮規格を採用したCisco TelePresence IX5000シリーズも、Project Squaredに迫る注目度であった。

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