製品のルーツを区分すると大きく3つに分けられ、ひとつは、ハイパーバイザ・ベンダーが、自社製品による仮想環境を統合的に管理する目的で開発された仮想化管理ツールである(VMware社、Microsoft社など)。もうひとつには、物理環境/仮想環境を問わず、大規模サーバ環境の効率的管理を目的に開発されたRBA(Runbook Automation)ツールがあげられる(HP社、NECなど)。現在の商用クラウド管理ツールの多くは、これらの2種類のツールにモジュール追加や機能拡張を施して開発されたものである。そしてもうひとつとして、オープンソース・コミュニティで開発されるOpenStackやCloudStackもクラウド管理ツールの一種である。現在、CSP(Cloud Service Provider)を中心に普及が進んでいる。