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ITR Review

コンテンツ番号:
R-213074
発刊日:
2013年7月1日

ユーザー企業に価値をもたらすSDN(前編)

SDN/OpenFlowとは何か

著者名:
甲元 宏明
ユーザー企業に価値をもたらすSDN(前編)のロゴ画像

SDNおよびOpenFlowに注目が集まっている。しかし、この革新的なテクノロジはネットワークという専門的な領域を対象にしているために、そのテクノロジ体系や価値を十分に理解している企業は少ない。ユーザー企業のIT部門は、自社にも多大な価値をもたらす可能性が高いSDN/OpenFlowを正しく理解し、自社ネットワーク基盤の再構築に備えるべきである。

ネットワーク領域における革新的テクノロジの登場

クラウド・コンピューティングやスマートデバイスなど、ITにおけるイノベーションが企業ITにも影響を及ぼしている。ネットワーク領域においては、久しく革新的な進化が起きていなかった。しかし、ネットワークの世界が今後5年の間に大きな変革を迎える可能性が出てきた。それは、SDN(Software Defined Network)というアーキテクチャであり、OpenFlowというプロトコルである。SDN/OpenFlowについては、通信事業者やデータセンター事業者向けの技術であると捉えている人も多いが、ユーザー企業もこの革新的なネットワーク技術により、メリットを享受することができる。

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