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ITR Review

コンテンツ番号:
R-213044
発刊日:
2013年4月1日

ISOを情報開示ツールとして活用せよ

フレームワークを活用したIT白書の作成

著者名:
大杉 豊
ISOを情報開示ツールとして活用せよのロゴ画像

企業における組織の見える化、トレーサビリティの手法としてISOのフレームワークを利用することは、組織の改善と企業価値向上に役立つ。特にIT部門はISOを積極的に活用すべきで、ユーザー部門に対する業務改善の支援結果を外部に情報開示することにより、ステークホルダーの満足度を向上させる必要がある。

ISOの背景

品質におけるISOを取得したが、品質やサービスがよくならないと考えている企業は多い。ISOの認証取得は、よく義務教育に例えられているように、企業が行うべき最低限の基準を満たし、単にベースラインに到達したということにすぎない。ISOのなかで比較的古くから存在する品質に関するISO9000が生まれた背景には、NATO軍が部品などを確保する際に、均一で保障された規格が必要であったことに始まる。この最低限の規格化がNATOのグループ国間で進んだ後に、製品個別の品質に対する要求が業界によって求められるようになった。例えば、Boeing社はサプライヤー企業に対してBQMS(Boeing Quality Management System Requirement For Suppliers)を策定した。この標準化は企業間の規格化であったが、法と航空局の厳しい要求に応えるため、同社では製品個別(B-787用)の要求事項を特別に策定している。このように製造業の製造部門では、時代とともに顧客要求に応えるため、非常に厳しいさまざまな品質業務の対応をとらねばならない現況に至っている。

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