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ITR Insight

コンテンツ番号:
I-321011
発刊日:
2021年1月1日

ニューノーマルを見据えたデジタルビジネス戦略

著者名:
金谷 敏尊
ニューノーマルを見据えたデジタルビジネス戦略のロゴ画像
コロナ禍によってビジネス環境はどう変化したか
なぜ先進的テクノロジを重視すべきか
いかなるデジタルビジネス戦略をとるべきか

これまでの社会通念や生活様式が様変わりし、ニューノーマルへ向けた変化が加速するなか、企業におけるテクノロジ活用は一層重要になりつつある。ITやデジタルを積極的に取り入れて、DX推進やビジネス変革へコミットする経営姿勢と戦略性が求められている。

コロナ禍が企業活動に及ぼした影響と対応策

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本稿では、国内企業において重要なテーマのひとつであるデジタルビジネス戦略を取り上げる。過去数年間にわたって、DXはあらゆる産業界でビジネストレンドとして注目を集め、多くの企業が課題として認識するに至った。2020年初頭より急速に拡大したコロナ禍による一時的なプロジェクトの停滞も見られたが、リモート化や非接触を実現するテクノロジの有効性が再評価されたこともあり、DXは今なお多くの企業の重要課題として位置づけられている。本稿では、コロナ禍が企業にどのような影響を及ぼしたかを振り返り、いかなるデジタルビジネス戦略を見据えるべきか、最新の調査結果を引用しつつ考察する。

まずは、コロナ禍が企業活動に及ぼした影響について見てみよう。図は、コロナ禍発生直後の初動時と中長期における影響と対応策を整理したものだ。初動時は、各所で緊急事態宣言に伴う外出・移動制限がなされ、店舗や公共施設などで社会的距離を確保する対策が進んだ。その後、収束の見通しが立たない状態が続いたことで、現在は、中長期的な影響にいかに対応するかが多くの企業の重要課題となっている。ひとつには、消費活動の停滞から世界的に経済情勢の不確実性が増していることから、財務力や収益性の確保に向けた施策が求められている。さらに、ウィズコロナ時代を迎え、社会的価値観やビジネス規範が新たな常態にシフトすることとなる。ニューノーマルへ追従し、自社のカルチャーやビジネスモデルを見直すべき時期に差しかかっている。

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