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ITR Insight

コンテンツ番号:
I-315072
発刊日:
2015年7月1日

SoEのためのアプリケーション開発指針

著者名:
甲元 宏明
SoEのためのアプリケーション開発指針のロゴ画像
SoEとはどういう考え方のものなのか
SoEの代表であるスマートデバイス・アプリの開発ポイントはなにか
企業がSoE対応力を高めるにはどのようなアプローチが必要なのか

スマートデバイス(スマートフォン/タブレット)やソーシャルネットワークの世界的普及により、ビジネスにおける主導権が企業からコンシューマーに移っている。このような時代においては、コンシューマーとのつながりを重視する「SoE」がトランザクション中心の「SoR」よりも価値を持つと予想され、いち早く、SoE領域で成功を収めることがビジネス拡大につながる。本稿ではSoEがこれまでのシステムの概念とどのように異なるのかを明確化し、企業がSoEに対応するためにはどのようなことに留意すべきなのかを明確化する。

2020年の企業IT像予測

2020年の企業IT像予測

ビッグデータ、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、3Dプリンティングなど、近年ITにおける革新的テクノロジが多く登場しており、これらの先進的ITを効果的かつ先駆的に活用する企業が、ビジネス成果を拡大していくことは間違いない。

先進的ITにより、将来どのような時代になっているのかを正確に予測することは非常に困難である。しかし、日本では、2020年に開催される東京オリンピックが1つのマイルストーンになろう。東京オリンピックにむけて、種々のビジネス機会が拡がりイノベーションが進むことが予想される。イノベーションの引き金となるべき先進的ITにも劇的な進化が起こることは間違いと思われる。その例を図に示した。

パブリッククラウドの企業利用は当たり前になり、世界規模で基幹系を含む重要システムへの適用が進むだろう。電子看板、O2Oなどに代表されるIT前提のマーケティングテクノロジが大きく進化し、一般消費者にも身近な存在となるだろう。IoT関連テクノロジの進化により、製造/検査機器、在庫センター、物流、ヒトがすべてデジタル・データで繋がるだろう。グローバル規模の企業ネットワークは当然の時代となり、ネットワーク技術の革新により、M&A拠点、パートナー拠点など自社拠点以外のサイトを含めた世界規模のネットワーク構築が容易になるであろう。スマートフォン/タブレットの業務利用および自宅勤務が標準となり、意思決定速度が飛躍的に高まるであろう。

このような時代が来ることを予測し、イノベーション創成の動きを自社ビジネスに活かすためにも、企業ITが大きく発展することが求められている。

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