Industrie 4.0がドイツ版イノベーションとすれば、2012年にGE社が提唱したコンセプトがIndustrial Internetである。両者は、産業の発展段階の捉え方に違いがあるものの、ほとんど同じ狙いといってよいだろう。Industrial Internetでは「デジタルと機械を調和」することで、飛躍的な生産性向上と収益拡大を図るとしている。また、Industrial InternetとIoT(Internet of Things)を合体させたキーワードであるIIoT(Industrial Internet of Things)も認知され始めている。さらに、日本政府の施策であるIT融合も、考え方はIIoTと同じといってよい。