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ITR Insight

コンテンツ番号:
I-315013
発刊日:
2015年1月1日

ビッグデータ活用を推進させる次世代データ管理基盤とは

著者名:
生熊 清司
ビッグデータ活用を推進させる次世代データ管理基盤とはのロゴ画像
今、なぜデータ管理基盤の見直しが必要なのか
データ管理基盤の多様化はどのような課題をもたらすのか
どのように次世代データ管理基盤を選定するのか

ビッグデータは企業におけるデータ活用を促進し、RDBMS中心のデータ管理基盤に変化を生じさせている。しかし、データ管理方式の多様化によって新たな課題も発生している。転換期にある今こそ、現実と将来を見据えて、ビッグデータ活用を推進させる次世代データ管理基盤の選定準備が求められる。

求められるデータの戦略的な活用

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出典:ITR(2014年6月調査)

ここ数年、主要なITキーワードとして「ビッグデータ」が注目され、データ活用やデータ分析のための新たな技術や手法、さらに「データ・サイエンティスト」といった新たな職種などの必要性を訴える記事や書籍が数多く見受けられる。

欧米では、データ活用力を戦略の主軸に据え、これを最大の強みとする企業が登場し、ビジネス上の成果に結びつけた事例も数多く紹介されている。さらに国内においても、従来のデータだけでなくビッグデータをうまく活用することで新たなビジネスチャンスを見い出したり、より的確に市場ニーズや顧客ニーズを理解したりすることで、競合よりも優位にビジネスを行う企業の事例が紹介され始めている。

上図に示したのは、ITRが2014年6月に、従業員1,000名以上の企業に属しIT施策に関する意思決定者を対象に行ったユーザー調査において、データの戦略的な活用に対する重要性を問うた結果である(有効回答226件)。これを見ると、24.8%が「最重要事項である」とし、50.4%が「重要事項のひとつである」と回答している。さらに、この結果を企業の業績を4段階に分けクロス集計してみると、業績が「非常に好調」と回答した企業では過半数(56.4%)が「最重要事項である」としている。

本稿では、データの戦略的な活用を支えるデータ管理基盤に関しての動向と課題点から次世代のデータ管理基盤を考える。

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