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ITR Insight

コンテンツ番号:
I-315011
発刊日:
2015年1月1日

長期ITロードマップの必要性と策定プロセス

著者名:
内山 悟志
長期ITロードマップの必要性と策定プロセスのロゴ画像
今、なぜ長期ITロードマップが必要なのか
長期ITロードマップの策定をどのように進めるか
どのようにしてビジネスやテクノロジに関する仮説を設定するか

ビジネス環境の変化も技術革新も著しいことから、5年先を予想することさえ困難であることはいうまでもない。一方で、テクノロジの大転換期にある今こそ、将来のビジネスを見据えて、長期的な視野で企業ITのロードマップを描くことが求められる。

大きな転換期にある企業IT

大きな転換期にある企業IT

企業で活用するIT技術は常に弛まず進化を遂げており、これまでにもテクノロジの大きなパラダイムシフトを経験してきた。とりわけ、 1990年前半に経験したオープン化およびクライアント/サーバ・コンピューティングへのシフトと2000年以降のインターネットの爆発的な普及は、近年における大きな転換点であったといえる。

こうしたテクノロジの新潮流は、企業における情報システムの開発・展開形態や活用領域に影響を及ぼしただけでなく、企業間の連携や顧客接点のあり方を変革し、新しいビジネスモデルの創造を促してきた。

クライアント/サーバ・コンピューティングの台頭をきっかけとし、ERPなどのパッケージ・ソフトウェアの時代の幕開けから20年が経過した現在は、また大きなテクノロジの転換点に直面している時期といえる。クラウド、モバイル、IoTといったデジタルイノベーションの潮流は、これまでに経験したパラダイムシフトに匹敵する、あるいはそれ以上の影響を企業ITに及ぼそうとしている。

昨今、ユーザー企業の間で長期的なIT計画を策定しようとする動きが活発化しているが、これは、これまでの延長線上の考え方では、将来のビジネスを支えることは困難であるとの認識の表れといえる。

本稿では、パラダイムシフトの先を見据えつつ描く構想図やIT計画を長期ITロードマップと称して、その策定のアプローチ方法を示唆する。

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