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ITR Insight

コンテンツ番号:
I-314013
発刊日:
2014年1月1日

技術標準化の検討と推進のアプローチ

著者名:
内山 悟志
技術標準化の検討と推進のアプローチのロゴ画像
なぜ技術標準化が求められるのか
技術標準化の検討および推進プロセスとは
どのようにして技術標準を定着化させるか

情報システムの全体最適化、開発保守業務の効率化、グループ/グローバルを視野に入れたITガバナンスなどを推進するうえで標準化は重要なキーワードである。本稿では技術の標準化について、その検討と推進のアプローチについて述べる。

技術標準化が必要となった背景

技術標準化が必要となった背景

ITに関する標準化には、開発や運用などに関するプロセスの標準化と、要素技術やデバイスなどに関する技術の標準化があるが、本稿では技術の標準化に焦点をあてる。

本稿で述べる技術標準化は、社内またはグループ内で採用するIT関連製品や要素技術について、統一もしくは選択肢を限定することを意味する。1990年代にオープンシステムが台頭し、技術の選択肢が広がったことで、システムごと、プロジェクトごとにバラバラな技術の採用が進んだ。また、矢継ぎ早に新技術が台頭するため、システム構築の時期によって旧式の技術と最新の技術が混在することも多くなった。その結果、システム全体という視点では構造が複雑化し、TCOを増大させたことから技術標準化の重要性が認識されるようになった。

また、昨今では、グループ経営が重視されたり、グローバル化が進展していることから、グループ企業や海外法人を視野に入れたグループ/グローバルITガバナンスに注目が集まっており、単体の企業内にとどまらず、グループ/グローバルでの技術標準化に取り組む企業も多くなっている。

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