ITRが2012年10月に実施したクラウド・コンピューティングの利用動向調査から、従業員数3,000人以上の大企業に絞ったデータを図に示した。これによると、すでにSaaS(Software as a Service)を利用している企業は42.0%、PaaS(Platform as a Service)は33.3%、IaaS(Infrastructure as a Service)のうちインターネット経由の利用は27.5%、閉域網経由の利用は33.3%以上と、パブリッククラウドを利用している企業の割合は3〜4割に達していることがわかる。また、プライベートクラウドは、パブリッククラウドを上回る利用率(43.4%)となっている。