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ITR Review

コンテンツ番号:
R-224061
発刊日:
2024年6月6日

KPIマネジメントにおけるデータ活用

データドリブンな業績管理のあり方

著者名:
金谷 敏尊
KPIマネジメントにおけるデータ活用のロゴ画像

KPIは企業経営やビジネス推進の現在地を映し出す鏡でなければならない。しかし、実際にはKPIが有効な業績管理ツールとして機能している例は少ない。有効性の高いKPIは、ビジネスプロセス改善の頻度とスピードを向上させ、成功確度を高める。それには、ビジネス目標につながるプロセスKPIを定義し、データに基づく評価を行うことがポイントとなる。

KPI策定の現状

企業のKPIマネジメントにおいては、さまざまな課題が存在する。労力をかけてKPIを策定したものの、適切に計測ができず、結果として目標達成度を評価することができないといった例や、業績の可視化はできたが改善活動につながらない場合もある。また、そもそもKPIを設定し定期的に監視することがあまり意味をなさないケースもあげられる。

これらの問題を解決するには、経営目標に紐づく部門KPIやプロジェクトKPIを立案することが肝要である(ITR Insight『KPIマネジメントの再考』I-324011)。経営目標の達成に寄与する業務やプロジェクトの業績を適切に監視し、必要に応じて対策を講じる(モニタリング&コントロール)ことで、ビジネス推進の現在地を正しく認識し、適時軌道修正をかけることが可能となる。

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