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ITR Review

コンテンツ番号:
R-224022
発刊日:
2024年2月6日

SASEの効率的な導入検討に向けて

押さえておくべき2つのポイント

著者名:
中村 悠
SASEの効率的な導入検討に向けてのロゴ画像

近年、「SASE(Secure Access Service Edge)」という言葉が市場に出てきて、最近では“SASE”を冠した単語を耳にすることが多くなってきている。しかし、この言葉が正しく理解されずにさまざまな意味を持って使われており、企業の導入検討の妨げになっている。本稿は、この言葉の定義を示すとともに、押さえておくべきポイントを2つ取り上げる。企業の導入検討時の一助とされたい。

SASEの定義

SASEという言葉が多く利用されるようになった背景には、リモートワークの推進など従業員が働く環境の多様化、クラウドサービスの台頭、企業の情報資産のロケーションの多様化などがあげられる。企業は、この変化に応じて、ネットワーク環境やセキュリティ対策の統合/整備を進めなければならず、その際、理想となるひとつの形態を提唱したのが「SASEで実現されるアーキテクチャ」である(図1)。

図1.SASE導入前後の変化

図1.SASE導入前後の変化
出典:ITR

つまり、SASEは、「分散したネットワーク環境とそれらに対するセキュリティ機構の統合を目指すアーキテクチャ」と定義することができる。

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