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ITR Review

コンテンツ番号:
R-223081
発刊日:
2023年8月1日

拡大する地理空間情報の活用業務

IoTおよびAIで高度化と市民化に向かうGISの活用

著者名:
三浦 竜樹
拡大する地理空間情報の活用業務のロゴ画像

グローバル市場における地理空間情報の活用が拡大している。本稿では地理空間情報の活用動向と、活用基盤として利用されるGIS(Geographic Information System)の動向を解説するとともに、自社における地理空間情報の活用範囲が拡大することを見据え、IT部門が留意すべきポイントについて考察する。

地理空間情報の活用とGIS

地理空間情報(Geospatial Information)とは、地理的な位置や空間上の特定の地点・区域を示す位置情報、およびそれに関連づけられるさまざまな事象に関する情報のセットを指す。具体的には、地形図、土地利用図、都市計画図などの地図データ、人工衛星やドローンによる気象や地表の観測データ、人口や顧客リストなどのデータ、さらにはGPS(Global Positioning System)で観測されたスマートフォンや車両の位置情報などが代表例としてあげられる。これらの情報を統合し、レイヤーを重ねて地図上に表示することで、視覚的にデータを分析しやすくするソリューションがGISである(図1)。

図1.国内MaaS市場トレンド

図1.国内MaaS市場トレンド
出典:ITR

最も身近な例としては、Googleマップがあげられる。Googleマップは、世界中の地図データをベースに、移動経路や店舗などの施設、観光スポットなどをレイヤー表示し、さらに混雑状況やユーザーからの評価データなども統合している。

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