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プレスリリース

2022年度のユニファイド・エンドポイント管理市場は上位ベンダーの活発な販売活動が奏功し、400億円規模に拡大
2027年度には700億円規模に達する見込み
ITRがユニファイド・エンドポイント管理市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のユニファイド・エンドポイント管理市場規模推移および予測を発表します。

ユニファイド・エンドポイント管理市場の2022年度の売上金額は417億3,000万円、前年度比25.9%増となりました。特に、売上金額シェアで1位と2位となったベンダー2社が売上げを大きく伸ばしたことが、市場の成長に寄与しました。2023年度も同様の傾向が見込まれることから、同22.2%増を予測しています。

大企業を中心に業務でのモバイルデバイスの利用が定着したことに伴い、ユニファイド・エンドポイント管理製品・サービスの導入も進みましたが、昨今は導入が一巡し、新規ユーザーの獲得が困難になりつつあります。そのため、ベンダーの多くは中堅・中小企業に向けて導入や運用を支援するサービスを提供するなど、販売活動を強化しており、新たな市場の開拓を進めています。また、類似の機能を持つPC資産管理製品・サービスとの競合が激化しつつあるものの、WindowsやmacOSを管理対象に加えて利用を促進するプロモーションを展開しており、これまで接点のなかった、あるいは十分に接触できなかった企業への販売を推進しています。

これらのことから今後も市場は成長が期待できるため、同市場のCAGR(2022~2027年度)は11.7%、2027年度には700億円規模に達すると予測しています。

図.ユニファイド・エンドポイント管理市場規模推移および予測(2021~2027年度予測)
図.ユニファイド・エンドポイント管理市場規模推移および予測(2021~2027年度予測)

ITRのシニア・アナリストである舘野 真人は、「近年のリモートワークの増加に伴い、ユニファイド・エンドポイント管理製品・サービスはオフィス外で業務に利用されるモバイルデバイスを適正に管理するためのツールとして引き続き需要を保っています。また、一部のベンダーは、M&Aや協業によってセキュリティや自動化への対応を強化しており、より包括的な管理能力を備えつつあります。企業でのデバイスの新規導入台数が鈍化するなか、今後はベンダー各社の差別化戦略がより強く問われることになると見られます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:ユニファイド・エンドポイント管理市場2023』に詳細を掲載しています。同レポートには、ユニファイド・エンドポイント管理市場、セキュア・ゲートウェイ/ブラウザ市場、モバイルコンテンツ管理市場、リモートデスクトップ/リモートコントロール市場の全4分野を対象に、国内23ベンダーへの調査に基づいた2021~2022年度売上げ実績および2027年度までの売上げ予測を掲載しています。

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ITR Market View:ユニファイド・エンドポイント管理市場2023

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