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プレスリリース

クラウドの設定ミスによる情報漏洩を防ぐCSPM市場の2021年度の売上金額は3倍強に拡大の見込み
企業のクラウドサービス利用と参入ベンダーの増加により市場が急成長
ITRがCSPM市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のCSPM(Cloud Security Posture Management)市場規模推移および予測を発表します。

クラウドの設定ミスによる情報漏洩を防ぐCSPM市場の2020年度の売上金額は前年度から約3.3倍の3億6,000万円に拡大しました。2021年度も引き続き3倍強に拡大すると見ています。

クラウドサービスの利用においては、ネットワークやストレージにおける利用企業側の設定ミスによって情報漏洩が発生したり、本来アクセス権のない第三者のアクセスによって情報が搾取されたりするインシデントが多数発生しています。このような事態を防ぐ有効なソリューションとしてCSPM市場が立ち上がりました。現在、企業のクラウドサービス利用増とそれに伴って参入ベンダーが増加していることから、市場が急成長しています。ITRでは、同市場のCAGR(2020~2025年度)は48.5%、2025年度には26億円に達すると予想しています。

図.CSPM市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)
図.CSPM市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)

ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「デジタルワークスタイルの浸透とともにクラウドサービスの利用が増えています。しかし利用企業側にはクラウドサービスについて詳しい要員が不足しており、設定ミスによる情報漏洩などのセキュリティインシデントが多発しています。CSPMは、このようなクラウドサービス利用時の設定ミスをチェックし、検知した場合に通知するサービスで、今後クラウドサービスの利用拡大とともに同サービスの利用も大きく伸びると見ています」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:エンドポイント/無害化/Web分離/CASB/CSPM/CWPP/SOAR市場2022』に詳細を掲載しています。同レポートには、CSPMのほか、エンドポイント・マルウェア対策パッケージ、SaaS型エンドポイント・マルウェア対策、EDR(Endpoint Detection and Response)/NGAV(Next Generation Anti-Virus)、メール無害化/ファイル無害化、Web分離、CASB(Cloud Access Security Broker)、CWPP(Cloud Workload Protection Platform)、SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)など全10分野を対象に、国内53ベンダーへの調査に基づいた2019~2020年度売上げ実績および2025年度までの売上げ予測を掲載しています。

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